ファクタリングFactoring

2024.06.28

高額債権のファクタリングで即日振込対応は可能か?

「手元に高額の債権しかないんだけど、すぐに現金が必要」
「即日振込対応って、いくらでも対応してくれるの?」

企業を経営していれば、突然大きなお金が必要になり、対応を迫られる場面もあるかと思います。ファクタリングは即日現金化も可能な資金調達法として重宝されていますが、仮に申し込む債権が高額債権の場合、即日振込対応は可能なのでしょうか?

この記事では、高額債権による申し込みのポイントや、即日振込対応が期待できるかといった点を解説していきます。

高額債権の即日振込対応は難しい

高額債権といっても、どの金額からが高額なのかの規定が難しいところですが、1,000万円を超える売掛債権は高額債権と言えるでしょう。こうした高額債権でファクタリングを申し込み、即日に振込対応してもらうのは難しいと言わざるを得ません。

近年即日振込対応のファクタリング会社は増加の傾向にありますが、多くのファクタリング会社は、即日振込対応に上限金額を設定しています。なぜ、高額債権の場合、即日振込対応が難しいのか、その理由を解説していきましょう。

審査に時間がかかる

ファクタリング契約の前には必ず審査が行われます。さまざまなポイントが審査対象となりますが、特にファクタリング会社が重視するのは以下の2点です。

・売掛債権が存在しているかどうか
・売掛金が入金期日に振り込まれるかどうか

売掛債権とは実際には目に見えない債権です。債権を証明するのは、請求書等の書類のみですが、請求書などはやろうと思えば偽造することも可能です。そのため、ファクタリング会社は、まずは売掛債権が実在するのかどうか、そしてその債権がすでに他社に譲渡されていないかどうかを審査で確認します。

同じように重要なのが、売掛金が入金されるかどうかです。ファクタリング契約により、新たに債権者となるのはファクタリング会社です。売掛金の入金がなければ大きな痛手を受けるのはファクタリング会社ということになります。売掛金の未回収リスクは特に慎重に審査することになるでしょう。

いずれにおいても、売掛金が高額になればより慎重に審査する必要があります。審査に時間がかかるということは、当然契約まで時間がかかるということとなり、即日振込対応は難しくなります。

ファクタリング会社の資金力の問題

即日振込対応ということは、当たり前ですが即日の内に現金を振り込まなければいけません。そのため、ファクタリング会社の資金力という問題もあります。

仮に、普段は個人事業主などの少額債権を取り扱うファクタリング会社に、即日1,000万円の振り込みをお願いしても、これは無理な相談です。

高額な売掛金を即日振込対応してもらう以上、申し込むファクタリング会社の資金力にも注意する必要があります。

高額債権で即日振込対応を希望するなら

高額な売掛債権で、即日振込対応は難しいと書きましたが、絶対に無理というわけではありません。ある程度条件が揃えば、即日振込対応の可能性もありますので、即日振込対応を希望する場合に、注意すべきポイントを紹介しましょう。

高額債権・即日振込対応のファクタリング会社を探す

まずは当たり前ですが、高額債権に対応しているファクタリング会社を探す必要があります。ファクタリング会社は、広告やHPで、自社が取り扱う売掛債権の下限・上限金額を提示していますので、できるだけ高額債権対応のファクタリング会社を選びましょう。

上限金額の範囲内であればOKではありません。ファクタリング会社としても、取り扱える上限金額に近い売掛債権に対しては、非常に厳しい審査を行う必要があります。できるだけ上限金額が大きい、かつ下限金額も高い設定のファクタリング会社がおすすめです。

また、これも当然ですが、即日振込対応の会社でなければ意味がありませんので、この点も合わせてチェックしましょう。

資本の大きいファクタリング会社に依頼する

高額の売掛金に対し、即日振込対応をしてもらうのであれば、ファクタリング会社の資金力も重要です。どのような背景がある会社なのかという点も細かくチェックし、信頼できるファクタリング会社を選ぶのがポイントです。

ただし、資本力に注目するといっても、銀行系やノンバンク系はおすすめできません。銀行系やノンバンク系のファクタリング会社は、そもそも審査が厳しい傾向にあり、通常のファクタリング会社以上に契約まで時間がかかります。ましてや高額債権となれば、時間がかかる可能性はより高くなりますので、除外して考えた方がいいでしょう。

2社間ファクタリングで申し込む

ファクタリングの申し込み方法には、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。3社間ファクタリングの方が手数料相場が安く、有利な条件で契約できますが、3社間ファクタリングの場合、売掛金の金額にかかわらず即日振込対応はほぼ不可能です。

3社間ファクタリングは、契約に取引先も参加してもらうため、早くても数日間は時間がかかりますので、申し込む場合は2社間ファクタリングで申し込みましょう。

必要書類をあらかじめ用意しておく

ファクタリングの審査や契約には、必要書類があります。また、この必要書類は、ファクタリング会社ごとに設定が違いますので、あらかじめ確認しておく必要があります。

せっかく高額債権でも即日振込対応をしてもらえそうなファクタリング会社を見つけたとしても、必要書類の準備に時間がかかってしまっては意味がありません。あらかじめ申し込むファクタリング会社のHPなどで必要書類を確認し、どの書類の提出を求められても、即対応できるように準備しておくことが重要です。

朝一番で申し込む

即日振込対応のファクタリング会社でも、高額債権となれば審査に時間がかかります。この審査時間も考慮し、申し込みはできるだけ早いのがベストとなります。その日のうちに現金が入金されることを望むのであれば、最低でも午前中に申し込むべきでしょう。さらに高額債権となれば、朝イチの申し込みが必須ともいえます。

できるだけ早く申し込んで、即日振込対応してもらえるようにお願いするようにしましょう。

高額債権ほど即日振込対応を目指すのは危険

高額な債権で即日振込対応のファクタリング契約を考えるのは、ある意味危険であるともいえます。条件としては非常に厳しく、対応してくれるファクタリング会社は多くはないからです。即日振込対応のファクタリング会社を探す中で、見つかる可能性が高いのが悪徳業者です。

悪徳業者に捕まる可能性がある

ファクタリング会社の設立に関しては、免許や資格は一切不要ですし、国や自治体に対する許認可申請も不要です。そのため悪徳業者でもファクタリング会社として開業するハードルが低く、現実にファクタリング会社を騙った悪徳業者は存在しています。

こうした悪徳業者は、利用者に対し魅力的な文言を並べ、顧客を獲得しようとしています。つまり、一般的なファクタリング会社では対応できないような案件に対応できると主張して営業するわけです。

「審査不要」、「必要書類なし」といった文言に加え、「高額債権も即日振込対応」という言葉も使用している可能性があります。

高額債権のファクタリングで、しかも即日振込対応を希望するということは、申し込む経営者の方もかなり追い詰められた状態であることが予想されます。こうした追い込まれた状態では、冷静な判断ができず、普段であれば関わるはずがない悪徳業者に捕まってしまう可能性が否定できません。

まずはファクタリング契約というものの基礎的な部分を理解し、あり得ないような文言を並べているような業者には近づかないよう徹底しましょう。

ファクタリング・即日振込対応・高額のまとめ

ファクタリング契約において、高額と思われる売掛債権で、即日振込対応を期待するのはかなり難しいことです。難しいことではありますが、不可能でもありません。しっかりとファクタリング会社を探せば、高額債権でも即日振込対応のファクタリング会社が見つかるかと思いますので、まずは探してみましょう。

ファクタリング会社を探す際は、悪徳業者に注意してください。悪徳業者は耳障りの良い宣伝文句で顧客を狙っていますので、あまりに条件がいいと感じたファクタリング会社は、まずは疑ってかかることをおすすめします。

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