ファクタリングFactoring

2023.06.13

ファクタリングはフリーランスでも利用可能?メリットや注意点、確認ポイントを解説します!

昨今、サラリーマンから脱サラしてフリーランスとして開業する方が増えています。
コロナ渦の影響から仕事は在宅でできるようになりましたし、企業も一部の仕事をフリーランスにアウトソーシングするところが増えてきています。

フリーランスと企業のマッチングプラットフォームも増えており、以前よりもフリーランスとして働く人口は増えています。

しかしながら、フリーランスは法人と違って資金繰りの面で困窮するケースが多いのも事実であり、フリーランスを廃業する方も多いのが実情です。

この記事では、そんなフリーランスの方が利用できる資金調達方法として、ファクタリングをご紹介します。

この記事を見ているフリーランスの方、もしくは将来的にフリーランスとして働く事を視野に入れている事業者様は、ぜひこの記事を最後までご一読ください。

ファクタリングとは

先ず、フリーランスの方におすすめの資金調達方法であるファクタリングを簡単に解説します。
ファクタリングとは、ファクタリング会社と呼ばれる専門業者が、利用者が所有する決済前の売掛債権を早期に買取し、即時の審査で査定した後に買い取りを実施、買い取り後、利用者には買い取り金額が現金で振り込まれるという、新しい資金調達方法です。

この、ファクタリングという資金調達方法がフリーランスの方でもご利用可能なのか、次項より詳しく解説していきます。

フリーランスが直面するキャッシュフローの課題

本稿では、フリーランスが直面しているキャッシュフローの課題に関して詳しく解説していきます。
主なキャッシュフローの課題としては、下記になります。

・貸し付けや融資が受けにくい
・ピラミッド型のビジネス構造の弊害

では、一つずつ解説していきます、

貸し付けや融資が受けにくい

開業後のフリーランスが直面するキャッシュフローの課題としては、銀行や金融機関からの貸し付けが非常に受けにくい点が上げられます。

一般的に、資金調達方法というとやはり銀行や金融機関からの貸し付けを想定する方が多いのですが、フリーランスは法人ではなく個人事業主にあたりますので、残念ながら銀行や金融機関からの信頼度は非常に低いです。

開業するにあたってのハードルが低い分、いつ廃業するか分からないという、フリーランス特有の経営状況の不安定さを、銀行や金融機関は危惧しているのです。

思わぬ出費が出てしまったケースや、案件を受注するにあたって先行投資的に費用が必要になる際、フリーランスは資金調達しにくいと言えるでしょう。

ピラミッド型のビジネス構造の弊害

フリーランスが直面する点としては、ピラミッド型のビジネス構造が上げられます。
法人ですと、法人対法人で一次受けできる案件も多いと思いますが、フリーランスの場合は二次受け三次受けが一般的です。

そのため、やはり法人と比較すると案件の単価や利益率は低めになりますし、キャッシュフローも長く設定されているパターンがほとんどになります。

このように、フリーランスはどうしてもピラミッド型の収益構造の下部に位置することが多いため、案件金額や利益率が低かったり、キャッシュフローが長いなど、苦労する点が多いのです。

フリーランスでもファクタリングは利用できるのか

そんなフリーランスですが、ファクタリングを利用することは出来るのでしょうか。
結論から言うと、ファクタリング会社の中にはフリーランスでも利用できるファクタリングサービスがあります。

ただし、全てのファクタリング会社がフリーランスに対応しているわけではありませんので、ご注意下さい。

フリーランスがファクタリングを利用するメリット

前述の通り、フリーランスも一部のファクタリングサービスを利用することが出来ます。
本稿では、フリーランスがファクタリングを利用するメリットを詳しく解説していきます。

・即日での資金調達が可能
・提出書類が少ない
・信用情報に関与しない
・担保や保証人が不要
・債権回収のリスク回避
・事業の安定化を図れる

では、一つずつ解説していきます。

即日での資金調達が可能

ファクタリングは前述の通り、銀行や金融機関での融資とは異なり審査に時間が掛からないため、最短で即日での資金調達が可能です。
オンライン対応が可能なファクタリング会社も中にはありますので、フリーランスの方でもWeb完結で即日での現金化が可能な事もあります。

提出書類が少ない

フリーランスがファクタリングで資金調達する際には、銀行や金融機関の融資とは違って、事業計画書を始めとした様々な提出書類は不要です。
一般的には下記の書類で申し込みすることが出来ます。

・確定申告書2~3期分
・取引先との契約書や申込書
・請求書や納品書や注文書など
・銀行口座のコピー

提出書類が少ないため、ファクタリングはフリーランスの方でも利用しやすいと言えるでしょう。

信用情報に関与しない

ファクタリングは銀行や金融機関からの貸し付けと違って、信用情報に関与しません。

ファクタリングはあくまで売掛債権の売買の契約になりますので、優先されるのは事業者本人の情報ではなく、売掛債権の信用度になります。

フリーランスの方にとって、審査に信用情報が関与しない点は大きなメリットと言えるでしょう。

担保や保証人が不要

担保や保証人が必要でない点も、ファクタリングのメリットと言えるでしょう。
銀行や金融機関の貸し付けだと担保や保証人が必要なのですが、ファクタリングに関しては貸し付けではありませんので、担保も保証人も必要ではありません。

担保や保証人を準備することが難しいフリーランスの方でも、ファクタリングであれば利用しやすいと言えるでしょう。

債権回収のリスク回避

売掛債権をファクタリング会社に譲渡した後に、万が一売掛金が未回収になった場合に関しても、ファクタリングであれば売掛金の弁済は必要ありません。

これは、ファクタリングにおいて、売掛債権をファクタリング会社に譲渡しているのですが、売掛債権の譲渡と同時に債権回収の権利も、全てファクタリング会社へ譲渡しているためです。

事業の安定化を図れる

冒頭の、ピラミッド型の構造で解説した通り、フリーランスはピラミッド型の収益構造の下部に位置することが多いため、案件金額や利益率が低かったり、キャッシュフローが長いなど、苦労する点が多いです。

そのため、売掛金の支払サイクルも一般的な法人よりも長期化する傾向があります。
ファクタリングは売掛債権を先んじて現金化しますので、支払サイクルが長い売掛債権をファクタリングすることによって、フリーランスは事業の安定化が図れます。

フリーランスがファクタリングを利用するデメリット

本稿では逆に、フリーランスがファクタリングを利用するデメリットを解説します。

・手数料が高く設定されやすい
・フリーランスNGのファクタリング会社も

では、一つずつ解説していきます。

手数料が高く設定されやすい

ファクタリング会社にとって、フリーランスは法人と比較して貸し倒れリスクが高いと判断されることが多いです。

銀行や金融機関と比較して、ファクタリングはフリーランスでももちろん利用できるのですが、事業の安定性という観点で見ると、やはりファクタリング会社は手数料を高めに設定することが多くなります。

フリーランスNGのファクタリング会社も

もちろん、全てのファクタリング会社がフリーランスに対応しているわけではありません。

ファクタリング会社がフリーランス向けのサービスを提供し始めてからは比較的日が浅いため、まだまだ法人のみを対象としたファクタリング会社も多いです。

フリーランスがファクタリングを利用する際のポイント

前述の通り、フリーランスにとって、ファクタリングの利用にはメリットとデメリットがあります。
本稿では、フリーランスがファクタリングを利用するにあたっての注意点を解説していきます。

・手数料の安さ
・買取可能金額
・資金調達スピード
・債権譲渡登記

手数料の安さ

ファクタリングは、前述の通り法人に比べてフリーランスはどうしても信用力で劣ってしまいます。

そのため、フリーランスはなるべく手数料の安いファクタリング会社を選ぶことで、資金調達金額を向上させるべきでしょう。

買取可能金額

フリーランスは一般的に、法人よりも売掛債権の金額が低い傾向にあります。
そのため、ファクタリング会社側の買取金額の下限金額を調べておいた方が良いでしょう。

中には数万円から対応可能なファクタリング会社もありますので、フリーランスへの対応実績の多いファクタリング会社を選ぶべきでしょう。

資金調達スピード

資金調達スピードは、ファクタリング会社ごとに異なります。

フリーランスの方にとって、少しでも急ぎで資金調達したい際には、数日の所要時間が待てないこともあるかと思いますので、なるべく早く対応できるファクタリング会社を選ぶようにしましょう。

債権譲渡登記

債権譲渡登記とは、2社間ファクタリングで資金調達する場合、ファクタリング会社が債権の権利者となったことを主張するために登記する手続きの事を指します。

しかし、債権譲渡登記の手続きには法人の登記事項証明書が必要になりますので、フリーランスは登記することが出来ません。

債権譲渡登記が、未登記や留保でも利用できるファクタリング会社を選ぶようにしましょう。

フリーランスがファクタリングを利用するメリットやポイントのまとめ

フリーランスがファクタリングを利用するメリット
・即日での資金調達が可能
・提出書類が少ない
・信用情報に関与しない
・担保や保証人が不要
・債権回収のリスク回避
・事業の安定化を図れる

フリーランスがファクタリングを利用するデメリット
・手数料が高く設定されやすい
・フリーランスNGのファクタリング会社も

フリーランスがファクタリングを利用する際のポイント
・手数料の安さ
・買取可能金額
・資金調達スピード
・債権譲渡登記

この記事では、フリーランスがファクタリングを利用するにあたってのメリットやデメリット、ポイントなど詳しく解説してきました。

銀行や金融機関の借り入れを受けにくいフリーランスにとって、ファクタリングで事業の安定化を図るのは大きなメリットですが、フリーランスに対応していないファクタリング会社や、手数料が高い会社もありますので注意が必要です。

この記事をご一読頂いた事業者様は、メリットやデメリットをしっかり把握した上で、ファクタリングを活用していきましょう。

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