「東北地方にもファクタリング会社ってあるの?」
「近所にファクタリング会社がないと申し込めない?」
比較的手軽に利用できる資金調達法として人気のファクタリングですが、申し込むためには近隣にファクタリング会社がないと難しい資金調達法でもあります。
では、東北地方にはどの程度のファクタリング会社があるのか、東北地方の企業がファクタリングを利用する場合、どのような方法があるのかなどを解説していきたいと思います。
東北地方のファクタリング事情
売掛債権をファクタリング会社に譲渡することで、売掛金を入金期日前に現金化するファクタリングは、近年利用する企業が増えている資金調達法です。ファクタリングの利用は、中小企業庁など国としても推奨しており、ファクタリングを上手に利用することで、企業経営を安定化させるというのは、最新の企業経営の形と言ってもいいでしょう。
国が推奨していることもあり、利用企業が増えているのに合わせて、ファクタリング会社自体も増加傾向にあります。では、東北地方におけるファクタリング会社の状況をチェックしてみましょう。
仙台市以外にはほとんどファクタリング会社がない
東北地方で最大の都市は、宮城県仙台市です。ファクタリング会社の窓口があるのは、この仙台市にいくつかある程度であり、ほかの県にはほぼファクタリング会社はないと考えられます。
ネット上で調べただけですので、正確ではないかと思いますが、東北地方で仙台市以外にファクタリング会社は見つかりませんでした。
ファクタリング会社の主な顧客は企業です。そのため、ファクタリング会社も企業が多く集まる都市部に窓口を設置します。ファクタリング自体、日本国内ではまだ新しい資金調達法のため、ファクタリング会社が増えているといっても、そこまで数が多いわけではありません。
ファクタリング会社は、まずは都市部に窓口を設置することを考えますので、どうしても東京都内や大阪市、名古屋市などの大都市圏に窓口を設置する傾向にあります。まだ仙台市でも、そこまで多くのファクタリング会社が進出しているわけではないというのが現状であり、仙台市よりも規模の小さい、他の東北地方の都市には、ほとんどないというのが現状です。
東北地方の企業がファクタリングを利用する場合
東北地方の企業でも、もちろんファクタリングの利用は可能です。では、東北地方の企業がファクタリングを利用する場合、どのような方法が考えられるでしょう。
仙台市のファクタリング会社に申し込む
まずは、ファクタリング会社のある仙台市に出向き、そこで窓口から申し込むという方法があります。ただし、これができるのは仙台市周辺の企業に限られます。
ファクタリングの申し込みは、企業の代表者が申し込むのが原則ですので、企業の代表者が自分で申し込みにいかなければいけません。そう考えるとあまり遠方へ申し込みに行くのは現実的ではないといえます。
出張ファクタリングを依頼する
ファクタリング会社の中には、出張ファクタリングのサービスを提供している会社があります。ファクタリング会社の担当者が、申し込み企業まで足を運び、申し込み企業の社内で申し込みをする方法です。
担当者が目の前にいますので、不明点や疑問点などを質問しながら申し込めるというメリットがありますが、デメリットとしては、出張費用の負担が挙げられます。
オンラインファクタリングを利用する
近年増加傾向にあるのがオンラインファクタリングです。申し込みから契約まですべてオンラインで完結できるこの方法であれば、どの地方の企業でも利用可能です。
現実的に、東北地方の企業にはもっともおすすめの方法がこのオンラインファクタリングとなります。
東北地方の企業にはオンラインファクタリングがおすすめ
東北地方の企業に、オンラインファクタリングがおすすめとなる理由を紹介していきましょう。
自社内から申し込み可能
オンラインファクタリングの最大のメリットは、自社内から申し込みができるという点です。ネット回線だけあれば、どこからでも申し込めますので、もちろん東北地方からでも利用可能ということになります。
自社内から申し込むメリットは、申し込みのために移動する時間や費用が不要という点はもちろんですが、申し込みに必要な書類の準備等も対応しやすいという点が挙げられます。
手数料を抑えて利用できる可能性あり
もうひとつ、オンラインファクタリングの大きなメリットとしては、手数料が比較的安い設定になるという点が挙げられます。
オンラインファクタリングは、企業が集まる一等地に事務所を構える必要はありません。また、申し込みに対応する人員を削減することも可能です。一般的な窓口申し込みと比較すると、費用を抑えて対応できるのがオンラインファクタリングです。
抑えた費用は、顧客サービスに反映されます。つまり手数料を安めに設定することができるということです。一般的な窓口申し込みと比較すると、やや有利な条件で契約できることが多いでしょう。
良質なサービスが受けられる
近年オンラインファクタリングに対応するファクタリング会社が増えており、オンラインファクタリングは競争が激化しているサービスと言えます。競争相手がいることで、より良い顧客サービスを提供する会社が増えている状況です。
手数料だけではなく、その他の条件に関しても、比較的申し込み企業に有利な条件で契約できる機会が増えるでしょう。
東北地方の企業がオンラインファクタリングを利用する際の注意点
東北地方の企業には、オンラインファクタリングがおすすめですが、利用に関しては注意すべき点がいくつかあります。こうした注意点を紹介していきましょう。
審査に通りやすい債権で申し込む
オンラインファクタリングの中には、審査をAIに任せているというサービスが少なくありません。AIによる審査は非常に正確ではありますが、反面柔軟性がないという特徴もあります。
人間が審査をした場合、契約が厳しそうな案件でも、担当者の胸三寸で審査に通過するケースは考えられます。しかし、AIにはこうした柔軟な対応が期待できず、1%でも契約条件を満たしていなければ、すべて審査落ちとなってしまいます。
オンラインファクタリングを申し込む場合は、できるだけ審査に通過しやすい売掛債権で申し込むのがおすすめです。
顧客対応の良さに注目する
オンラインファクタリングの懸念点としては、担当者が不在であり、契約に不安が残るという点があります。特にファクタリングを利用したことがない、もしくは利用経験が浅い方は特に不安を感じるかと思います。
そのため、ファクタリング会社を選ぶ際は、申し込み自体はオンラインでできる上、担当者とビデオ通話、もしくは電話連絡ができるような会社がおすすめとなります。
申し込み自体はオンラインで進め、途中で疑問点等があった場合、すぐに担当者に連絡し、細かな説明を受けられるファクタリング会社がありますので、こうした会社を選ぶようにしましょう。
悪質業者を避ける
オンラインファクタリングを提供するファクタリング会社の中には、悪質業者が紛れ込んでいる可能性があります。
悪質業者は、ファクタリング契約に見せかけて違法金利の貸金契約を結んだり、違法な取り立てや迷惑行為で業務の邪魔をしてくる可能性があります。
こうした悪徳業者に引っかからないよう、しっかりと見極めて利用することが重要です。
ファクタリング・東北のまとめ
東北地方には、ファクタリング会社の窓口がさほど多いとは言えません。あるとすれば宮城県仙台市内ということになりますが、それでも数が多いとは言えない部分があります。
ファクタリング契約は、自由契約が認められているため、周辺にライバル企業がいないと、どうしてもファクタリング会社に有利な契約になりがちです、近隣に同業他社がいれば、ファクタリング会社としても顧客獲得のためサービスを充実させますが、ライバルが少なければ、サービスの充実を望むのは難しくなります。
そんな東北地方の企業には、オンラインファクタリングがおすすめです。自社内から申し込めますので、申し込みの手間もかかりませんし、より好条件での契約が望めるでしょう。