ファクタリングFactoring

2024.08.29

ファクタリング会社を騙った悪徳業者を見抜く方法

「知り合いが悪徳業者に引っかかって大変らしい」
「ファクタリング会社って悪徳業者なの?」

ファクタリングは債権を譲渡する契約であり、合法な契約です。そのため金融庁がHP上で利用を推奨しているほどです。しかし、そんなファクタリングを提供する会社の中に、悪徳業者が紛れ込んでいるのも事実です。

この記事では、ファクタリング会社の中に悪徳業者が紛れ込んでいる理由や、悪徳業者の見抜き方などをまとめていきたいと思います。

ファクタリング業界に悪徳業者がいる理由

ファクタリング業界には、一定数の悪徳業者が存在します。なぜ悪徳業者が存在するのか、その理由を解説していきましょう。

闇金業者は営業しにくくなった

ファクタリング会社を騙った悪徳業者の多くは、もともと闇金業者として違法な貸金契約をしていた業者です。この闇金業者の手口が、テレビや映画、小説、マンガなどで描かれるようになり、また、闇金業者を見抜く方法などが紹介されるようになったことで、闇金業者としては大きな利益を出すのが難しくなっています。

こうした悪徳業者が目を付けたのが、近年利用企業が増えているファクタリングという業界なります。

ファクタリング会社は設立しやすい

悪徳業者がファクタリング会社を騙るようになった理由の一つとして、設立のしやすさが挙げられます。

貸金業者を開業するためには、国家資格を取得し、さらに都道府県に許認可申請を行い登録をする必要があります。この登録を行った業者が持つのが金融業登録番号です。闇金業者はこの登録番号を持っていないことがほとんどであり、登録番号をHP等で開示していない業者は闇金業者であると、単純に判断できます。

一方ファクタリングに関しては、金融業者における貸金業法や利息制限法などの法律が制定されていません。そのため、開業にあたって資格や免許の取得は不要ですし、都道府県に対する許認可申請も不要です。

こうした事実から、表面上悪徳業者かどうかを見抜くのは難しく、設立しやすさもありファクタリング会社を騙る悪徳業者が存在するということになります。

悪徳業者を見抜くポイント

上記の通り、悪徳業者は一見見抜くことが難しいという特徴があります。しかし、実際にその会社と連絡を取ると、悪徳業者であると見抜くポイントは多数ありますので、そんなポイントを紹介していきましょう。

事務所以外で契約の話をする

悪徳業者はファクタリング会社として事務所を構えていないケースもあります。そのため申し込みや相談などを事務所では行わず、喫茶店等外部で行う傾向があります。もちろん「事務所改装中」など、理由はつけるかと思いますが、事務所以外で契約の話をしようとする業者は悪徳業者の可能性が高くなりますので注意が必要です。

連絡先が携帯電話や転送電話

ファクタリング会社の連絡先電話番号が携帯電話の場合はまず間違いなく悪徳業者です。大きな金額に関わる契約を行うファクタリング会社の代表電話番号が、個人が持つ携帯電話という時点で普通ではありません。

また、代表電話番号があるものの、その電話が携帯電話に転送されるケースも疑ってかかった方がいいでしょう。電話一本で悪徳業者である可能性が高い会社を見抜く事ができますので、この点は覚えておきましょう。

担当者の対応が悪い

悪徳業者の多くは、きちんとした社員教育を行いません。そのため、対応する担当者の態度が明らかに優良ファクタリング会社とは違うという特徴があります。ファクタリング会社にとって、顧客対応を行う担当者は会社の顔です。しっかりと社員教育を行い、顧客に失礼がないような接し方をします。

しかし、悪徳業者ではこうした社員教育が行われないケースが多く、服装が不適切であったり、言葉遣いが不適切であるケースが多くなります。

相談や申し込みの段階で、担当者の言動に不安を感じた場合、そのファクタリング会社は利用しない方がいいでしょう。

契約内容を説明しない

悪徳業者の多くは、ファクタリングに見せかけて高金利の融資契約を結ぶなどの手法を取ります。そのため、契約書に関する細かな説明を避ける傾向にあります。顧客が契約書の細部をチェックするのを嫌がったり、顧客からの質問に答えないなどは、悪徳業者特有の対応です。

ファクタリングは大きな金額が動くケースが多い契約です。そのため優良なファクタリング会社であれば、契約書の細部まできちんと説明を行い、顧客に納得してもらったうえで契約を進めていきます。顧客の側から不明点や疑問点の質問があれば、逐一丁寧に対応するのが当然であり、こうした対応ができないファクタリング会社とは、契約を行わないのがおすすめです。

契約を強要する

悪徳業者は一度捕まえた顧客を確実に取り込むことを考えています。そのために重要なのが、契約書にサインをさせるということです。顧客としてはまず相談だけと考えているような状況でも、早期の契約を求める傾向にあります。

「今契約しないとこの条件では契約できない」など、とにかくその場でサインさせることに必死になる傾向がありますので、契約を急がせるような業者は、悪徳業者と疑っていいでしょう。

優良なファクタリング会社であれば、相談から申し込み、審査までは無料で対応します。ファクタリングでは、審査の結果契約条件が決定しますので、その契約条件の提示までは無料対応ということです。

顧客は一旦その契約条件を持ち帰り、じっくりと検討したうえで契約することも可能ですし、優良ファクタリング会社では、その検討時間を邪魔するようなことはしません。

悪徳業者に捕まってしまうと起こること

悪徳業者は、ファクタリングをすることが目的ではありません。ファクタリングを申し込むほど困っている企業から、より多くの金銭等をむしり取るのが目的です。そのために悪徳業者が行う代表的な行為を紹介しておきましょう。

高金利の違法貸金契約を結ばれる

顧客はファクタリングを希望して申し込みますが、審査の結果、ファクタリングよりも融資の方が得だなどといって融資契約を結ぼうとするのはまず間違いなく悪徳業者です。さらに悪質な場合、契約書には債権譲渡契約と書きながら、内容は融資契約となる契約書を用意して、違法な高金利での融資契約を結ぶケースもあります。

ちなみに融資契約の場合、契約できるのは金融業者登録を行っている業者のみです。また、金利に関しては利息制限法という法律の範囲内であることが求められます。利息制限法における100万円以上の融資で上限となる金利は、年利15%までです。

ポイントは年利であるという点でしょう。借り入れた金額に対して、1年間で発生する金利が15%以内という定めとなります。ファクタリングの形で融資契約をする場合、一般的な借入期間は30日か60日となります。これは、売掛金の支払い日までの期間です。

年利15%を30日間で計算し直すと、約1.2%、60日間で計算し直しても約2.5%です。この数値を超える手数料(実質的には金利)が設定されている契約はすべて違法金利の契約となります。

企業情報が悪徳業者間で売買される

仮に契約前に悪徳業者であると気づいて、契約を回避した場合でも安心はできません。ファクタリングを申し込んだ企業の情報は、悪徳業者間で売買される可能性があります。つまり顧客情報がほかの悪徳業者に流れ、その悪徳業者からの勧誘電話であったり、嫌がらせを受ける可能性があります。

申し込みで取引先の情報も提供している場合、取引先にも嫌がらせの手が伸び、将来的に取引がなくなってしまう可能性も考えられます。取引が少なくなり、経営的に窮地に陥ったところで、高金利の貸金契約をもちかけるためです。

悪徳業者は、契約をするどころか、申し込みをした時点で後々に大きな影響が出る可能性があります。事前に悪徳業者であることを見抜き、近づかないようにするのが重要といえるでしょう。

ファクタリング・悪徳・業者のまとめ

ファクタリング業界には、一定数の悪徳業者が存在するといわれています。こうした悪徳業者は、甘い文言で顧客を集める傾向があります。「審査なし」、「通帳の提示不要」、「即日現金化対応100%」、「手数料業界最安値」などなど、顧客が見ればつい気になってしまう文言を提示している可能性が高いと言えます。

すべての宣伝文句を疑う必要はありませんが、審査なしや通帳不要は明らかにファクタリング会社としては疑問が残る対応ですので注意が必要です。

悪徳業者を見抜くポイントは多数ありますので、初めて利用するファクタリング会社の場合、細かな部分までチェックして、悪徳業者ではないかを見抜くようにしましょう。

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