ファクタリングFactoring

2024.06.15

非対面式のオンラインファクタリングを利用するメリットとデメリット

「ファクタリングの申し込みは対面式と非対面式のどちらがいいの?」
「非対面式のオンラインファクタリングってデメリットはある?」

近年日本国内でもファクタリングを利用する企業が増え、ファクタリングサービスもより利用しやすくなっています。その象徴的なサービスが、非対面で契約できるオンラインファクタリングです。

自社から申し込み可能で、しかも契約まですべてオンラインで完結できるのは手間という部分で大きなメリットですが、非対面式であるがゆえのデメリットも存在します。

そんな非対面式のオンラインファクタリングのメリットやデメリットを解説していきましょう。

オンラインファクタリングの多くは非対面方式

かつてファクタリングの申し込みと言えば、ファクタリング会社の窓口に行き、担当者に対して申し込みを行うのが一般的でした。しかしファクタリング会社の増加とともに増えてきているのが、非対面式のオンラインファクタリングです。

非対面式のファクタリングを利用するメリットをいくつか紹介していきましょう。

いつでもどこからでも申し込める

対面式のファクタリング申し込みの場合、事前にアポイントを取り、ある程度ファクタリング会社の都合に合わせて申し込む必要があります。大都市部のように、ファクタリング会社が近隣にあるというのであれば大きな問題ではありませんが、地方部の企業の場合、スケジュール調整も簡単ではありません。

ファクタリングの申し込みは、企業の代表者が行うのが基本です。しかし、企業の代表者ということは、それなりにスケジュールが厳しいことが多く、対面式での申し込みは難しいというケースもあるでしょう。

一方非対面式のオンラインファクタリングの場合、担当者の都合を確認する必要がありません。そのため、自身の申し込みたいタイミングで申し込めるというメリットがあります。また、対面式のように窓口に行く必要がありませんので、特に地方部の企業にとってはメリットが大きい契約方法といえるでしょう。

非対面なので気を遣う必要がない

非対面式のいいところは、冷静に契約するかどうかを見極めることができる点です。対面式の場合、目の前に担当者がいるため、ある程度その担当者に気を遣う必要がありますし、担当者がいるために断っては申し訳ないという気持ちが沸いてきます。そのため希望しない契約内容でも契約してしまうというケースのあるでしょう。

また、担当者が押しが強い担当者の場合、契約を迫られて勢いで契約してしまうという可能性も否定できません。

ファクタリングは事業資金を調達する重要な契約です。一度の契約で動くお金が高額なケースもあり、勢いなどで契約すべきものではありません。冷静に契約条件や内容を確認して契約ができるという点は、非対面のファクタリングのメリットといえるでしょう。

非対面方式のオンラインファクタリングを利用するデメリット

非対面式のファクタリング契約には、メリットがある反面デメリットがあるのも事実です。そんなデメリットに関しても触れておきましょう。

必要書類のデータ化などの手間がある

非対面のオンライン申し込みだからといって、必要書類に提出がなくなるわけではありません。非対面のオンライン契約でも、対面式の契約同様、必要書類の提出は不可欠です。そのため提出すべき書類に関しては、すべて電子データ化する必要があります。

パソコンなどの操作や知識がある方にとっては大した問題ではありませんが、こうした知識があまりない経営者の方にとっては、非常に大きな手間である可能性があります。また、電子データ化のための時間も必要となりますので、この点はデメリットと言えるでしょう。

ファクタリングに慣れていないと不安がある

日本国内において、ファクタリングという資金調達法は、まだメジャーな方法とは言えない状況です。ファクタリングを違法行為であると勘違いしている方も多く、そもそもファクタリングという契約の内容や、契約のポイントに関しての知識がないという方も多いかと思います。こうしたファクタリングに慣れていない方にとって、非対面式の契約は安心できるものではありません。

対面式の契約の場合、目の前に担当者がいますので、ファクタリングにおける不明点や、疑問点に関しては直接質問し、分からない部分を解決してからの契約が可能です。しかし、非対面式の場合、こうした疑問を解決してくれる存在がいないため、特にファクタリングに慣れていない方にとっては、デメリットの大きい契約方法といえるでしょう。

柔軟な対応が期待できない

ファクタリングの契約前には必ず審査が行われます。審査では、持ち込んだ売掛債権が存在するのかどうか、売掛金が支払われるかどうかをいう点を中心にチェックされます。ファクタリングにおける契約条件、つまり手数料やファクタリング対象金額の設定などは、この審査の結果を基に判断されますので、審査は非常に重要です。

非対面式のオンラインファクタリングの場合、この審査をAIで行うケースが少なくありません。AIによる審査は、確かに正確なのですが、反面柔軟性に欠けるというデメリットがあります。

AIが審査で利用するのは、データのみですので、データ上少しでも審査に通らないと判断する部分があれば、当然審査には通過しません。

対面式の申し込みの場合、審査も担当者など人が行うことになります。単純なデータの部分だけではなく、申し込み企業の事情や、取引先の状況なども加味し、より柔軟な審査が期待できます。

AIでは審査普通科となるようなケースでも、対面式であればやや契約条件は厳しくなるものの、契約可能となるケースもあり、この点は非対面式のオンラインファクタリングのデメリットとなります。

悪徳業者を見抜くのが難しい

ファクタリング会社の中には、悪徳業者が紛れ込んでいる可能性が否定できません。

ファクタリング会社を設立するために必要な免許や資格はなく、また自治体などに対する許認可申請もありません。極端に言ってしまえば、誰でも比較的簡単に設立できるのがファクタリング会社です。

そのため、ファクタリング会社を騙った悪徳業者も存在しており、こうした悪徳業者を見抜くのが、非対面式のオンラインファクタリングでは難しいというデメリットがあります。

悪徳業者を見抜くポイントはいくつか考えられますが、比較的重要なのが担当者の態度や事務所の様子といった要素です。悪徳業者の多くは、しっかりとした社員教育をしないため、どうしても担当者の見た目や態度に違和感が残るケースが多くなります。また、事務所をきちんと設置していないケースも多く、申し込み場所が事務所窓口ではなく喫茶店など外の施設になるケースも少なくありません。

こうした悪徳業者を見抜くポイントがないのが非対面式のデメリットと言えるでしょう。

3社間ファクタリングに対応していないケースがほとんど

非対面式のオンラインファクタリングの場合、原則2社間ファクタリングのみ対応というケースがほとんどです。より通料相場が安い3社間ファクタリングが選択できない場合が多く、この点もデメリットとなります。

オンラインファクタリングを利用する場合のポイント

非対面式のオンラインファクタリングには、メリットもデメリットもあります。重要なのはそのポイントを理解し、メリットを大きく、またデメリットをできるだけ排除した形で契約するという点です。

おすすめは、非対面式のオンラインファクタリングながら、不明点などは担当者に直接質問できるように、ビデオ通話などに対応しているファクタリング会社です。特にファクタリングの利用経験が浅い方は、希望すれば担当者と対面できるファクタリング会社を選ぶといいでしょう。

ファクタリング・オンライン・非対面のまとめ

ファクタリング契約にもさまざまな方法があり、近年増加傾向にあるのが非対面式のオンラインファクタリングです。特にファクタリング会社が近隣にないという地方部の企業にとってはありがたいサービスですが、非対面だけに生じるデメリットがあるのも事実です。

非対面式のオンラインファクタリングを利用する場合は、しっかりメリットとデメリットを把握し、できるだけデメリットを排除したうえで契約できるファクタリング会社を見つけましょう。

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