ファクタリングFactoring

2024.04.30

ファクタリング会社も老舗が有利?ファクタリング会社の選び方を解説

どの業界にも長く続く有名な「老舗」と呼ばれる会社は存在するものです。
ファクタリングの場合にも「老舗」と呼ばれる業者は存在しますが、そもそも日本において現在のようにファクタリングがおこなわれるようになったのはほんの最近、2005年以降からといわれています。
このように歴史の浅い日本のファクタリング業界では創業20年程度で十分に「老舗」といえる業者になります。

まずは「老舗」と呼ばれる会社と取引する方が有利に思えますよね?
実際に老舗であると良い点について説明していきます。

老舗のファクタリング会社を選ぶメリット

老舗と呼ばれるファクタリング会社を選ぶメリットについては以下の点が挙げられます。

・信頼性が高い
・多くの取引実績をもっているので柔軟な対応が期待できる

順番に解説していきます。

信頼性が高い

まず最初に「老舗」業者を選ぶメリットとしては、その業者の信頼の高さではないでしょうか。
いわゆる老舗とは長く事業が続いており、有名であることが条件となります。
残念ながらファクタリング業界は法的な縛りがゆるく、業者も玉石混交。つまり悪徳業者も混ざりやすい状況であります。
そのなかで、長くファクタリング業界で事業を続けているということは、利用者の安心にもつながります。

多くの取引実績をもっているので柔軟な対応が期待できる

長くファクタリング業界で事業を続けている「老舗」では、それだけ他社より多くの取引実績を持っています。それは同時に多くのノウハウを蓄積していることにもつながります。
多くの実績とノウハウがあれば、柔軟な対応も可能となってきます。
ファクタリングをおこなうことに不安がある場合、このような老舗といわれる実績の多い業者に相談していることで良い結果にたどり着く可能性も高くなるといえるのではないでしょうか。

老舗ファクタリング会社を選ぶデメリット

老舗ファクタリング会社を選ぶメリットについて紹介してきましたが、デメリットはないのでしょうか。
デメリットは以下の点が考えられます。

・着手金や審査手数料といった費用が発生する場合がある

着手金や審査手数料といった費用が発生する場合がある

ファクタリングを依頼する際に発生する着手金や審査作業をおこなう際の手数料となる審査手数料といった費用はファクタリングが広まり始めた初期の頃に発生していた費用です。
業界の価格競争などから、今ではほとんど請求されることはなくなりました(着手金については現在でも一部の特殊なファクタリングをおこなう際には発生します)。
しかしながら、昔ながらの老舗と呼ばれる業者ではいまだにこの費用を採用している可能性があります。
老舗の業者を採用する際は、このような費用が発生するのか、事前に確認したほうがよいでしょう。

このように「老舗」と呼ばれる会社でも、メリット・デメリットが存在します。

老舗にとらわれず、ファクタリング会社を選ぶ際のポイント 基礎編

では、老舗か否かにとらわれずにファクタリング会社を選ぶ際は、まずどんなことに気を付けたら良いのでしょうか。
安全なファクタリングをおこなうために、まず留意すべき基本的なポイントについて解説します。
まずおさえておきたい基本的なポイントは以下の6つです。

・会社の基本情報は公開されているか
・契約書を発行してくれるか
・手数料は適切か
・担保や保証人を要求されない
・償還請求権なしの契約かどうか
・消費税がかからない

こちらも順番に解説していきます。

会社の基本情報は公開されているか

先程触れた通り、ファクタリング業界では法的規制が緩く、多様なサービスが存在します。
反面、悪徳業者も少なからず存在します。
そのような悪徳業者につかまらないためには、まず、その会社の社名や所在地、代表者名などの基本情報が公開されているか確認しましょう。
住所に関しては、架空の住所である場合も考えられますので、よく注意してみましょう。

契約書を発行してくれるか

契約書は双方の意思を明確にするために必要となります。契約書が発行されていれば、万が一トラブルに発展した際にも、これを証拠として扱うことができる重要なものです。
この契約書をきちんと発行してくれるかどうかも、安全なファクタリング会社かどうか見極めるポイントとなります。

手数料は適切か

法的な規制が緩いファクタリングでは融資や借入のように法律で定められた手数料の上限というものが存在しません。
そのため、手数料の利率の設定はファクタリング会社にゆだねられています。
ファクタリングの種類によって異なりますが、相場というものは存在しております。上限20%ぐらいまでが相場といわれています。
それ以上の手数料を求めてくる場合は悪徳な業者である可能性が高いので注意が必要です。

担保や保証人を要求されない

融資や借入と異なるため、ファクタリングでは担保や保証人を必要としません。
万が一、担保や保証人を要求される場合は、ファクタリングを装った融資である可能性があります。

償還請求権なしの契約かどうか

ファクタリング会社に売掛債権を譲渡したあと、その売掛先から債権を回収できなくなってしまった場合にファクタリング会社が申込者に売掛債権分の請求をおこなう権利を償還請求権といいます。
ファクタリングは返還請求権はなしが原則です。
ファクタリング会社の多くは貸金業の登録が不要なため、登録をしていませんが、償還請求権有りのファクタリングの場合、そのファクタリング業者は貸金業の登録が必要となります。
償還請求権ありの契約を結ぶ必要がある場合は、一層の注意が必要です。

消費税がかからない

ファクタリングは国税庁が定めている「有価証券の譲渡」に該当する取引に該当するため、消費税は発生しない非課税取引です。また、手数料にも消費税は発生しません。
よって、見積もりなどの際にこれらの項目に消費税を課税している場合は、利用者をだます悪徳業者の可能性があります。

老舗にとらわれず、ファクタリング会社を選ぶ際のポイント 応用編

基本的なファクタリング会社を選ぶ際のポイントを紹介してきました。老舗か否かに関係なく、まず安全なファクタリングをおこなえるか見極めるために必要となります。
ここからはそれをふまえた上で、さらに会社を選ぶ際のポイントを解説していきます。

・現金化までの時間
・買取可能な限度額
・オンライン対応ができるか

これらのポイントについても順番に解説していきます。

現金化までの時間

ファクタリングの申込から実際に利用者に現金が振り込まれるまでの時間がどれくらい必要なのか、あらかじめ確認する必要があります。
多くの利用者は現金化を急いでいる場合がほとんどではないでしょうか。
現金化を急ぐ場合は、

・2社間ファクタリングを選ぶ
・即日対応可能なサービスを選ぶ
・申込はなるべく午前中におこなう
・必要書類が少ないサービスを選ぶ

この3つのポイントを意識すると良いでしょう。

買取可能な限度額

ファクタリング会社には買取をする債権の限度額が設定されている場合があります。
特に高額な債権のファクタリングを検討している場合は、できるだけ設定限度額が高い会社を選ぶと有利になります。
逆に少額債権の場合は、少額債権を専門に扱う会社を選ぶ方が有利になります。
ファクタリングをしたい金額にあわせてファクタリング会社を選ぶようにしましょう。

オンライン対応ができるか

コロナ禍を経て、オンライン対応が可能なサービスも増えてきました。
オンラインサービスであれば、いつでもどこからでもファクタリングの申込をおこなうことができます。
また、昔ながらの対面型よりオンライン型の方が手数料が安く済む傾向もあります。
費用をなるべく少なくしたい場合は、オンライン対応のファクタリングサービスを選ぶと良いでしょう。

ファクタリング会社も老舗が有利?ファクタリング会社の選び方を解説のまとめ

いかがでしたでしょうか。
ファクタリング会社の選び方を中心に解説してきました。
「老舗」と呼ばれる会社でもメリットやデメリットが存在します。
ご自身でどのようなファクタリングをしたいのか、最優先されるものは何か、例えばスピード重視なのか、安全重視なのか、それによっても選ぶ際のポイントは変わってきます。
まずはファクタリングで何を優先したいのか明確にすることが必要ではないでしょうか。

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