コロナ禍を経て、オンライン完結のファクタリングも増えてきました。高額債権に対応しているサービスも多くなってきました。
さらにはスマートフォンを使って請求書を個人撮影してファクタリングが可能なものも存在します。個人撮影の書類でOK、パソコンさえいらないとなれば、ますます便利になりますよね。
個人撮影の請求書で高額債権のファクタリングは可能?
個人撮影の請求書で高額債権のファクタリングを扱うサービスは少なくありません。今や、個人撮影のデータで済み、スマートフォンのみでファクタリングができてしまうようにもなりました。
もとより便利な資金調達の方法のひとつであったファクタリングは、ますます便利に進化をし続けているといえるでしょう。
個人撮影の請求書で高額債権のファクタリングができてしまう昨今ですが、より高い精度で高額債権のファクタリングを成功させるにはどうしたらよいでしょうか。
スマホでも可能なファクタリングとは?
個人撮影の請求書でおこなうファクタリングとは、基本的に買取ファクタリングと呼ばれるものを指します。
他には保証型と呼ばれるものも存在します。
では、それぞれどんな違いがあるのでしょうか。
買取型ファクタリング
一般的に広く知られているのが、この買取型ファクタリングです。
利用者はファクタリング会社へ債権を譲渡することで、売掛債権額から手数料を差し引いた金額を支払い日より前に入手ができます。
この買取型には2社・3社間といわれる種類があります。
保証型ファクタリング
保証型ファクタリングは、売掛金の回収不可能のリスクを軽減させる効果が見込めます。ファクタリング会社へ保証料を支払うことで、売掛金が回収できなかった場合に保証が受けられます。
これによって売掛金の貸倒リスクの回避に役立ちます。
高額債権のファクタリング成功へのポイント
より高い精度で高額債権のファクタリングを成功させるために必要な7つのポイントを紹介します。
手数料の低いサービスを選ぶ
高額な取引可能額を設定しているファクタリング会社を選ぶ
信用力の高い債権が有利
支払い期日が近いものを選ぶ
取引実績が多い債権を選ぶ
より費用を抑えたいならオンラインサービスがおすすめ
3社間ファクタリングを選ぶ
順番に解説していきます。
手数料の低いサービスを選ぶ
高額債権になればなるほど、手数料は重要となってきます。手数料は、ファクタリングをおこなう上で必ずかかるものです。
一般的には、債権額から20%ぐらいまでの手数料が引かれた金額がファクタリング会社から利用者に支払われます。
つまり、高額債権であるほど、手数料は高額になるのです。
例えば1,000円の10%が100円なのに対し、10,000円の10%が1,000円であることから、元となる債権の金額が高いほど、同じパーセンテージでも引かれる金額が多くなることが分かりますよね。
このことから分かるように、高額債権のファクタリングの場合は少しでも手数料の利率の低いサービスを選びとるようにしましょう。
また、複数社へ相見積もりをして比較検討もおすすめです。
高額な取引可能額を設定しているファクタリング会社を選ぶ
当然のことと思われるかもしれませんが、ファクタリング会社によってその規模が異なります。資本を持っていて体力のあるファクタリング会社の方が高額債権に対応できます。
また、体力のあるファクタリング会社であれば、それだけ大口の案件にも対応した実績もノウハウもあるでしょう。そのようなファクタリング会社であれば、自然と取引可能額は高額に設定されます。
高額債権のファクタリングをおこなう場合は、より高額な取引可能額を設定しているファクタリング会社の方が、問題なくファクタリングできるといえるでしょう。
信用力の高い債権が有利
高額債権のファクタリングをすることは、ファクタリング会社にとって利益にもつながりますが、同時にリスクにもつながります。
このリスクとは、ファクタリング会社が買い取った債権が取引先の倒産などによって、債権回収が不可能になってしまうことです。
高額債権であるほど、貸倒れてしまった時のファクタリング会社へのダメージは大きくなります。
よって、その債権が貸し倒れるリスクが少ない=信用力の高い債権である方が審査への通過の確立も高くなり、利用者にとって有利になるのです。
具体的に信用力の高い債権とは、売掛先が大企業、国や地方公共団体であるものが挙げられます。簡単に倒産や支払い不能にならない売掛先ということです。
支払い期日が近いものを選ぶ
債権の支払い期日が遠いほど、不測の事態によって債権回収が不可能となるリスクが高まります。
当然ファクタリング会社はこのリスクも嫌がります。
支払い期日が近いものと、遠いものがある場合は、なるべく近いものを選択する方がファクタリングをする上で有利となります。
取引実績の多い債権を選ぶ
売掛先が大企業や国・地方公共団体でない場合でも有利となる場合があります。それは取引実績の多い売掛先の債権です。
これまで取引を重ねているということは、問題なく債権も回収できているということにもつながります。
反対に単発の契約で発生した債権や初めての取引での債権では不利になるおそれがあります。
より費用を抑えたいならオンラインファクタリングがおすすめ
いくら高額債権であっても、その他の費用が多くかかってしまっては、手元に残る金額が少なくなってしまいます。
たとえば、出張費用や収入印紙代が対面式の場合には発生する可能性があります。
オンラインファクタリングであれば、利用者が店舗に出向いたり、出張サービスで出向いてもらう必要がありません。
また、オンライン完結型では、ファクタリングの契約そのものもオンラインでおこなわれるため、収入印紙代もかかりません。
なるべく費用を抑えたい場合にはオンラインファクタリングを採用するとよいでしょう。
3社間ファクタリングを選ぶ
ファクタリングには2社・3社間と呼ばれる種類があります。
2社間ファクタリングでは、取引先に知られることなく、よりスピーディーな資金調達が実現できますが、債権の回収は利用者がおこない、ファクタリング会社に一括で納めることになります。
一方で3社間ファクタリングでは、取引先に承諾を得てファクタリングをおこない、売掛債権は取引先が直接ファクタリング会社へ支払います。
利用者はファクタタリングの利用を取引先に知られてしまうデメリットがありますが、債権回収の労力は省けます。
ファクタリング会社にとっても直接代金を回収できるので、利用者の使い込みを防ぐことができるというメリットがあります。
このため、一般的に3社間の方が手数料が安く設定されていることが多く、高額債権のファクタリングの場合には、3社間の方が利用者にとっても都合が良いでしょう。
取引先の協力を得られるようであれば、3社間の方を採用するようにしましょう。
個人撮影の請求書で高額債権のファクタリングは可能?のまとめ
いかがでしたでしょうか。
高額債権のファクタリングでも個人撮影の請求書を使うことは可能です。
他の必要書類もスマートフォンなどの個人撮影で用意することも可能となってきました。
より便利なサービスを使うことで、ストレスなく資金調達を進めることができます。
また、高額債権のファクタリングで有利に契約を進めるポイントは以下でした。
可能な限り手数料の低いサービスを選ぶ
より高額な取引可能額を設定しているファクタリング会社を選ぶ
信用力の高い債権を選ぶ
支払い期日が近いものを選ぶ
取引実績が多い債権を選ぶ
より費用を抑えたいならオンラインサービス
3社間ファクタリングを検討してみる
これらのポイントを十分に理解した上で、自身に有利となるようファクタリングを成功させてください。