ファクタリングFactoring

2024.04.17

独立系ファクタリング会社を利用するメリットとデメリット

「どのファクタリング会社を選べばいいの?」
「独立系ってどういう意味?」

ファクタリングを利用しようと考え、ファクタリング会社を探している方の中には、こうした疑問を持っている方も多いかと思います。ファクタリング会社は大きく分けて大手ファクタリング会社と独立系ファクタリング会社に分けることができます。

大手に関してはイメージしやすいかと思いますが、イマイチ分かり辛いのが独立系ファクタリング会社ではないでしょうか?

この記事では独立系ファクタリング会社とはどんな会社か、そして利用するメリットやデメリットはあるのかという点に注目して解説していきます。

ファクタリング会社は大きく分けて2つ

ファクタリングを利用する企業が増えていることで、増加の傾向にあるのがファクタリング会社です。そんなファクタリング会社は大きく2つのグループに分けられます。

その2つを紹介しますが、基本的に「どちらがいい?」というものではありません。どちらにも特徴がありますし、利用にはメリットもデメリットもあります。重要なのは自社に合っているのはどちらかを考えることでしょう。

まずは2つのグループを紹介していきましょう。

大手ファクタリング会社

銀行やノンバンク系金融機関のグループ会社であるファクタリング会社を、まとめて大手ファクタリング会社と呼びます。銀行や消費者金融、リース会社など、比較的知名度が高い企業のグループ会社であり、比較的安心して利用できるというメリットがあります。

独立系ファクタリング会社

背後に大手企業を持たないファクタリング会社は独立系ファクタリング会社と呼ばれます。大手企業のグループ会社ではないため、知名度の面で大きな差があり、それだけ集客に力を入れているファクタリング会社といえます。

独立系ファクタリング会社を利用するメリット

ファクタリング会社の数から考えれば、その多くは独立系ということになります。大手ファクタリング会社は、1社ごとの規模こそ大きいものの、数としてはそこまで多くはありません。

今後ファクタリング会社が増えていけば、独立系はさらに増えていくでしょう。

独立系ファクタリング会社を利用するメリットを一言で説明すれば、「知名度がない分集客に力を入れておりサービスが充実している」という点になります。

そんな充実のサービスの一部を具体的に紹介しましょう。

比較的審査が緩め

ファクタリング会社が提供する最大のサービスは、何より「契約する可能性を高める」ということです。ファクタリングを利用する企業の多くは、さまざまな事情から急ぎ現金を必要としている企業です。

こういった企業に対する最大のサービスが、契約を締結し現金を提供するということ。そのため独立系ファクタリング会社は、比較的審査が緩い、通りやすいという特徴があります。

もちろん通りやすいだけであり、通らないケースは十分に考えられますので、その点は間違えないようにしてください。

少額対応・個人事業主対応

独立系ファクタリング会社すべてが対応しているわけではありませんが、独立系の中には少額債権に対応していたり、個人事業主に対応している会社もあります。大手ファクタリング会社は、少額債権や個人事業主にはほぼ対応しておらず、ここは大きな差別化ポイントといえるでしょう。

独自のサービスも提供

独立系ファクタリング会社の数も増加傾向にあるため、独立系ファクタリング会社の中でも独自性を出そうとしている会社も増えています。独自のサービスはいろいろありますが、特定の業界に特化したサービスを提供していたり、契約社に経営コンサルティングのサービスを提供したりと、さまざまな工夫が見て取れます。

ファクタリングプラスアルファのサービスを期待するのであれば、独立系ファクタリング会社から探すのがおすすめといえます。

独立系ファクタリング会社を利用するデメリット

独立系ファクタリング会社は、集客のためサービスに力を入れている反面、ある程度のデメリットもあります。このデメリットもしっかり理解した上で利用するようにしましょう。

手数料相場が高い傾向

大手ファクタリング会社と比較すると、独立系ファクタリング会社は手数料相場が高い傾向にあります。

ファクタリング契約の手数料は、審査によって決定します。例えば金融機関の融資審査の場合、あらかじめ金利などがある程度決まっており、その金利を支払えるかどうかを審査します。そのため、審査に通るハードルも高くなるわけです。

ファクタリング審査の場合、事前に手数料が決まっているわけではなく、審査の結果どのような条件であれば契約できるか?という点を考えて手数料などの諸条件が決定します。ファクタリングの審査が通りやすいと言われているのは、融資審査と違い「契約をする」ことを前提に行われているからです。

独立系ファクタリング会社は、少しでも多くの顧客を獲得するため、より積極的に契約するための審査を行います。それだけ審査には通りやすくなりますが、反面手数料は高めになる傾向が強くなります。

手数料は安いに越したことはありませんが、それはあくまでも契約できるという前提のもと、手数料の面はある程度譲歩しつつ利用する必要があるでしょう。

取り扱い債権の上限金額が低め

大手ファクタリング会社は、背後に銀行やノンバンクといった非常に資金力の高い親会社がついています。そのため高額債権にも対応することができる会社が多く、一度に高額の現金を手にすることも不可能ではありません。

独立系ファクタリング会社は、こうした背景がありませんので、全体的に見れば、高額債権の対応には弱い部分があります。

とはいえ、どの独立系ファクタリング会社も、中小企業が持つ売掛債権の一般的な金額には十分対応していますし、中には高額債権にも対応する会社もあります。

独立系ファクタリング会社を利用する場合は、その会社が取り扱う下限金額・上限金額を確認して申し込むようにしましょう。

悪徳業者が存在する可能性

非常に残念な話ではありますが、ファクタリング会社を名乗る悪徳業者が存在することは否定できません。ファクタリングという資金調達法は、日本国内では比較的新しい資金調達法です。そのため、法整備が追い付いていないという現実があります。

銀行にしてもノンバンクにしても貸金契約を行う事業者は、すべて貸金業者登録が必須となっています。国家資格を取得し、最低限必要となる資金を準備しないと、貸金業者登録はできません。

ファクタリング会社に関しては、貸金業者における貸金業法のような専用の法律が存在していません。そのため、ファクタリング会社の開業には、許認可や免許・資格の取得は必要なく、極端に言えば誰でも開業できる状態です。

貸金業者登録を行わない、いわゆる闇金業者と呼ばれる悪徳業者が、過去には多く存在しました。しかし近年闇金業者に関する情報は広まり、利用する人も減少傾向にありましたが、そこに開業しやすいファクタリングという資金調達法が登場したため、多くの闇金業者はファクタリング会社に乗り換え、あくどい営業を行っています。

こうした悪徳業者は、当然金融機関がバックについていることはありませんので、独立系ファクタリング会社に含まれます。こうした悪徳業者に引っかかる可能性があるというのは大きなデメリットと言えるでしょう。

ファクタリング・独立系のまとめ

ファクタリング会社には、銀行やノンバンクのグループ会社である大手ファクタリング会社と、こうした背景を持たない独立系ファクタリング会社があります。

大手ファクタリング会社と違い、知名度が低い独立系ファクタリング会社は、顧客獲得のためさまざまなサービスを提供しています。

大手ファクタリング会社と比較すると、審査には通りやすい傾向がありますが、その分手数料はやや高めになるので、この点は注意しておきましょう。

また、最大の注意を払うべきは悪徳業者の存在です。一度引っかかってしまうと、多くのマイナスが考えられますので、独立系ファクタリング会社を利用する際は、十分に注意して利用しましょう。

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