ファクタリングFactoring

2024.03.12

悪徳業者を避けよう!ファクタリング業者の見抜き方

「ファクタリング業者ってどうやって選ぶの?」
「ファクタリング業者って違法業者じゃないの?」

ファクタリングという資金調達法は、金融庁も利用を推奨している、合法な資金調達法です。もちろんそんなファクタリングサービスを提供するファクタリング業者も合法な存在です。

しかしそんなファクタリング業者の中には、いわゆる悪徳業者と呼ばれる業者が存在するのも事実。この記事ではそんな悪徳業者の見抜き方や、悪徳業者が存在する理由などを解説していきます。

ファクタリング業者とは?

ファクタリング業者とは、言葉の通りファクタリングサービスを提供している業者です。一部銀行などの金融機関がファクタリングサービスを提供しているケースはありますが、こうした金融業者ではなく、ファクタリング事業を専門的に扱っている業者をファクタリング業者として考えていきたいと思います。

ファクタリング業者には3つのケースがありますので、まずはそれぞれのケースを紹介していきましょう。

銀行系ファクタリング業者

まずわかりやすいのが銀行系のファクタリング業者でしょう。大手都市銀行はもちろん、一部地方銀行などでも、銀行のグループ会社としてファクタリング専門の業者が存在します。

銀行系ファクタリング業者の特徴は、手数料が安い傾向にある反面、審査が厳しく、さらに3社間ファクタリングが中心、もしくは3社間ファクタリングのみを取り扱っているケースが多いという点です。

まず間違いなく審査に通過する自信があるケースで、3社間ファクタリングを利用しても取引先との関係性に問題がないという場合は、非常に利用しやすい業者と言えるでしょう。

ノンバンク系ファクタリング業者

貸金業やリース業など、金融関係の事業をしているものの、預貯金のサービスは提供していない業者をノンバンクと呼びます。わかりやすいところでは、リース業者や消費者金融などが当てはまるでしょう。

こうしたノンバンク系の業者が、やはりグループ会社としてファクタリング業者を持っているケースがあり、こうしたファクタリング業者をまとめてノンバンク系業者と呼びます。

銀行系ファクタリング業者と比較すると、審査もやや緩く、2社間ファクタリングに対応している業者が多くなります。

一般的には銀行系とノンバンク系のファクタリング業者をまとめて「大手ファクタリング業者」と呼ぶケースもあります。

独立系ファクタリング業者

最後に銀行やノンバンクなどの背景を持たずに経営している独立系ファクタリング業者を紹介します。

独立系ファクタリング業者はその数も多く。資金力などにも差があるのが特徴です。また、上で紹介した大手ファクタリング業者とは違い、強力な後ろ盾がないため、どうしても集客が難しいという点があります。

そのため独立系ファクタリング業者の多くは、審査が緩かったり、いろいろな形のファクタリング契約に対応していたりと、比較的利用しやすい傾向にあるのが特徴です。

実際に大手ファクタリング業者では審査に通らなかった売掛債権が、独立系ファクタリング業者では通ったというケースもあるように、大手ファクタリング業者以上にサービスという点では充実しているケースが多いのが特徴といえるでしょう。

ファクタリング業者の特徴

上で3種類のファクタリング業者に関して簡単に説明しましたが、ここではファクタリング業者全体に言える特徴に関して紹介していきます。紹介するポイントはひとつですが、この特徴が、ファクタリング業者を選ぶ際には大きなポイントとなりますので、ぜひチェックしておいてください。

貸金業者登録は不要

ファクタリング業者の大きな特徴としては、貸金業者登録が不要であるという点が挙げられます。

企業にはいろいろな資金調達法があります。わかりやすいところでは金融機関からの資金融資や、ビジネスローン、商工ローンがあります。さらに手元にある手形を利用した手形割引なども資金調達法の一つです。

ここで紹介した資金調達法には共通点があり、すべて貸金契約となります。資金融資やビジネスローン、商工ローンに関しては当然ですが、手形割引の契約は厳密にいえば手形を担保とした貸金契約となります。

貸金契約を提供する業者には、貸金業者登録が義務付けられています。国家資格を取得し、さらに純資産を準備したうえで、各都道府県に許認可申請を行い、貸金業者登録をしなければいけません。

ファクタリングという資金調達法は、手元にある売掛債権を売却し、その売却益として現金を受け取る、債権譲渡契約ですから、貸金契約とはなりません。つまり、ファクタリング業者は貸金業者登録をする必要はないということになります。

ファクタリング業者を選ぶ際の注意点

上記の通りファクタリング業者を開業するために免許や資格の取得、また許認可申請などは不要です。極端に言ってしまえば、誰でもいきなり開業できるのがファクタリング業者ということになります。

この許認可申請不要という点が、ファクタリング業者選びの大きなポイントとなります。

悪徳業者の存在に注意!

許認可申請や免許や資格の取得が不要であるファクタリング業者は、誰でも開業しやすい状況ということになります。ここに目を付けたのがいわゆる悪徳業者です。

かつてこうした悪徳業者は、貸金業者登録を行わず、貸金業法や低金利を無視した高金利で現金を貸し付ける闇金業者として活動していました。しかし闇金業者への締め付けが厳しくなり、さらに世間一般に闇金業者の見抜き方が広まるにつれて、顧客の獲得は難しくなっています。

そんな闇金業者などがファクタリング業者を開業し、違法な契約を結ぶというケースが少なからず存在しています。

この記事を呼んでいる方の中にも、ファクタリングという資金調達法自体が違法な契約と思っている方がいらっしゃるかもしれません。ファクタリング自体はもちろん合法な契約であり、金融庁などでも利用が推奨されている資金調達法です。

しかし、一部悪徳業者が、違法な契約を結び、それが裁判沙汰になるケースがあり、ファクタリング自体に違法性があるようなイメージを与えてしまっているのは事実です。

ファクタリングを利用する際は、まずは何よりこうした悪徳業者に引っかからないように注意しましょう。

悪徳業者を見抜く方法

では、数あるファクタリング会社の中から、悪徳業者を見抜くポイントについて解説していきます。実際にはもっと細かなポイントもありますし、このポイントに合致しているからといって悪徳業者とは限らないというケースもありますが、覚えておいて損はありませんので、きっちりチェックポイントを抑えておきましょう。

事務所住所や電話番号

悪徳業者の多くは、まともな事務所を構えていません。事務所を構えていても、とても顧客を呼んで契約できるような事務所ではないというケースも多々あります。

こうした悪徳業者の場合、申し込みの場を事務所ではなく、喫茶店などを指定するケースがあります。事務所で受け付けない時点で、怪しい業者と考えるのがいいでしょう。

申し込む前に、HPなどを確認し、電話番号や所在地を確認しましょう。どちらの記載もない場合はまず間違いなく悪徳業者です。

また、住所が記載されていれば、ネットの地図サイトなどで、その住所を確認しておきましょう。実際にその場の画像がチェックできるサイトなどでチェックし、とても会社事務所があるとは思えない外観であれば避けるのがおすすめです。

担当者の対応

申し込みを行い、審査・契約と進む中で、担当者と対面して進める場合は、この担当者の対応にも注目しましょう。

多くの悪徳業者は、わざわざ社員教育までは行いません。言葉遣いに違和感を感じたり、その出で立ちに違和感を感じたら、その業者は利用しないのがおすすめです。

また、売掛債権を持ち込み、相談をするつもりで訪問したのに、その場で契約を急ぐような担当者もNGです。悪徳業者としては契約さえしてしまえばその契約書でなんとでもなると考えています。

詳しい契約内容の説明もせずに、契約をやたら急かしてくる業者も怪しんだ方がいいでしょう。

違和感を感じる宣伝文句

最後にその業者のHPやチラシなどの宣伝文句もチェックしましょう。

悪徳業者の中で重要になるのが顧客リストです。お金に困っている人や企業の情報というのは、悪徳業者の中では価値があるものとなります。申し込みを受けて、企業名や企業の財務状況がわかれば、その情報を同業他社に売り収入を得ることも可能なわけです。

そのためにはまずは顧客獲得、申し込み客の獲得が重要となり、そのために魅力的な宣伝文句を提示するケースは珍しくありません。

「手数料1%以下」
「審査なし」
「審査通過率100%」

などなど。特に審査に関しては、ファクタリング契約には必須の項目です。審査がないということはあり得ませんし、審査である以上通過率100%ということもあり得ません。

一件魅力的な文言を掲げている業者ほど危険な業者の可能性が高いと考えておきましょう。

まとめ

近年はファクタリングを利用する企業も増えており、それに併せてファクタリング業者も増加の傾向にあります。

しかし、ファクタリング業者は比較的開業しやすい業種であることもあり、一部悪徳業者が存在するのも事実です。

これからファクタリングの利用を考えている方は、こうした悪徳業者に引っかからないように、十分注意してファクタリング業者を選びましょう。

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