ファクタリングの優良会社の見極め方について解説！

ファクタリングFactoring

2024.02.27

ファクタリングの優良会社の見極め方について解説！

ファクタリングを実際に利用しようとする際には、ファクタリングの優良会社を利用したいですよね。
ファクタリングについてなんとなくしか知らないけれど利用を検討してみたいという方は必見です。
今回はファクタリングの優良会社の見極め方について解説します。また、その「なんとなく」を明確にするべく、ファクタリングとはどんなものなのかについてもあわせて説明します。
まずは、さっそくファクタリングの優良会社の見極め方のポイントについて解説していきます。

ファクタリングの優良会社の見極め方のポイント

ファクタリングの優良会社の見極め方についてはいくつかのポイントがあります。
主に以下の6つのポイントが挙げられます。

●会社の基本情報は公開されているか
●契約書は発行してくれるか
●手数料は適切か
●担保を要求されない
●返還請求権なしの契約
●消費税がかからない

ファクタリングの優良会社を見極める際は、この6つのポイントを意識してください。
では、一つずつ説明していきます。

会社の基本情報は公開されているか

「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、意外と重要なポイントのひとつです。
代表者の名前や住所、資本金などの基本的な情報がファクタリング会社のHPなどで確認できるか、調べてみましょう。
このような基本事項が記載、公開されていない会社は優良会社ではない可能性が高いので、注意が必要です。

契約書は発行してくれるか

何事にも契約書は重要ですが、ファクタリングも同様です。
悪徳なファクタリング会社の場合、この契約書を発行してくれない場合があります。
トラブルに巻き込まれないためにも、契約書はきちんと発行してもらいましょう。

手数料は適切か

融資と異なり、ファクタリングには法律で定められた手数料の利率というものがありません。
しかし、相場というものは存在しているので、利用したいファクタリングの手数料の利率が適切なものか確認が必要です。
ファクタリングの種類によっても異なりますが、多くて20％ぐらいまでが手数料の相場といわれています。
相場より高い手数料を要求される場合は、ファクタリングの優良会社ではない可能性が高いでしょう。

担保を要求されない

ファクタリングでは担保を要求されません。
なぜならば、ファクタリングは融資ではないからです。
ファクタリングでは担保や保証人などが不要となりますので、担保を要求されないことは重要です。

返還請求権なしの契約

返還請求権とは、ファクタリング会社に売掛債権を譲渡したあとに、その取引先から債権を回収できなくなってしまった場合に申込者に売掛債権分の請求をおこなう権利をいいます。
ファクタリングでは返還請求権はなしが原則です。
返還請求権有りのファクタリングの場合、そのファクタリング業者は貸金業の登録が必要となります。
ファクタリングの優良会社の見極めとしては返還請求権なしの契約という点も重要です。

消費税がかからない

ファクタリングは国税庁が定めている「有価証券の譲渡」に該当する取引のため、消費税は発生しない非課税取引です。
また、手数料にも消費税は発生しません。
よって、見積もりなどの際にこれらの項目に消費税を課税している場合は、優良企業ではないでしょう。
ファクタリングは取引とその手数料は「非課税」と覚えておいてください。

では、そもそもファクタリングとはどんなものなのでしょうか。
請求書があればできる、ということはよく耳にするのではないでしょうか。
実際にファクタリングとはどんな取引であるか説明します。

ファクタリングとはどんな取引？

ファクタリングとは利用者が保有する支払い期日到来前の売掛債権（請求書）をファクタリング会社に譲渡することで、現金を受け取ることができる資金調達の方法です。
対企業との取引は掛けで売り買いをするのが一般的です。
この場合、サービスや商品を提供しても、その代金の回収ができるのが1か月から数か月先となってしまいます。その間の資金繰りに苦慮しているときに活用できるのがファクタリングです。
数か月先の支払いを待つことなく、ファクタリング会社へ請求書を譲渡することによって、前もって現金を入手できますので、キャッシュフローの改善につながります。
ここで注意したいのが、ファクタリングによって入手できる金額は請求書の金額以下ということです。
ファクタリング会社では請求書の金額から手数料を引いた金額を利用者に支払い、この手数料がファクタリング会社の利益となるのです。
ですので、利用の際は保有の売掛債権額以下の現金化という点を留意しておきましょう。

よくあるファクタリングに関する疑問

ファクタリングに対する「なんとなく」がはっきりしてきたのではないでしょうか。
ここからは、ファクタリングに関するよくある疑問についても解説していきます。

融資とはどう違うの？

先ほどから述べているように、ファクタリングと融資は別物です。
では、どのような点が異なるのでしょうか。
大きな違いとしてファクタリングは財務諸表のひとつである貸借対照表の負債を増やさない点が挙げられます。これはファクタリングは融資ではなく、売掛債権の譲渡に該当するからです。
一方、融資をおこなうと、貸借対照表の負債の項目が増えてしまいます。
さらに融資と異なるため、ファクタリングを利用しても企業の信用情報にも影響はありません。
もうひとつの大きな違いは、現金化までのスピードです。
融資を利用したことのある方なら想像がつくかと思いますが、融資の審査の際に必要な書類の用意にもかなりの時間を要しますし、審査自体も早くて1週間ほど時間がかかるといわれています。
対してファクタリングでは、審査の時間も数時間、最速で現金化まで即日というものも存在します。
他にも、審査の基準が融資とファクタリングとは異なります。
融資では利用者の経営状況をもとに審査されますが、ファクタリングでは売掛先の財務状況などを注視するため、利用者自身が仮に赤字状態であっても利用ができる場合があります。

個人でも使用できる？

フリーランスや個人事業主向けのファクタリングサービスは存在します。

一方で、給与ファクタリングと呼ばれるものには注意が必要です。
給与ファクタリングは給与がもらえる権利を担保としていることから、貸金業とされています。厳密にはファクタリングではないということです。
これは金融庁からも注意喚起が出されています。

取引先にバレないって本当？

2社間ファクタリングであれば、取引先にファクタリングを利用したことを知られずに済みます。
3社間ファクタリングでは、取引先にも通知がおこなわれるため注意が必要です。
取引先にファクタリングの利用を知られたくない場合は、2社間ファクタリングを利用すると良いでしょう。