ファクタリングFactoring

2024.02.27

銀行系のファクタリングとは?銀行系ファクタリングの特色を解説

〇〇系ファクタリングというのを耳にしたり、目にしたことはありませんか?
実際にファクタリングを利用する際には、この〇〇系というのもファクタリング会社を選ぶ際のポイントとなります。
今回は「銀行系」ファクタリングについて掘り下げていきます。

○○系ファクタリングとはなに?

まずは〇〇系ファクタリングについて簡単に説明します。
○○系ファクタリングとは、ファクタリング会社がどんな種類の会社かということを示しています。銀行系の他にはノンバンク系、独立系というものがあります。
具体的には以下の違いがあります。

銀行系ファクタリング:
銀行やその関連会社が実施するファクタリングを指します。大手メガバンクや地方系銀行やそのグループがおこなっています。

ノンバンク系ファクタリング:
消費者金融などの貸金業者がおこなっているファクタリング。他にもカードローン会社、信販会社やクレジットカード会社などもこれにあたります。
独立系ファクタリング:
銀行やノンバンクなど以外のファクタリングを専門に営む会社が行うファクタリング。

銀行系ファクタリングの特色

銀行とその関連会社が実施するファクタリングのことを銀行系ファクタリングといわれています。
銀行業などファクタリング以外にも事業をおこなっているため、事業規模が大きく、資金を持っており、高額な債権のファクタリングに対応していることが特徴といえます。
また、ファクタリングの種類も以下のように幅広く取り扱いをしています。

●買取系ファクタリング
●保証系ファクタリング
●国際ファクタリング
●一括ファクタリング

このようにさまざまな種類のファクタリングを取り揃えており、大口の数千万円から数億円規模の債権にも対応できる点も特徴といえるでしょう。

銀行系ファクタリング利用のメリット

では、銀行系ファクタリングを活用するメリットについて具体的に詳しく説明していきます。
主にこれらのメリットが考えられます。

●高額な債権の取引が可能
●安心して使用できる
●手数料が少ない
●ファクタリングの種類が豊富

順番に詳しく説明していきます。

高額な債権の取引が可能

既に銀行系ファクタリングの特色でも述べましたが、銀行やその関連会社が運営をおこなっているため、財力があり、高額な売掛債権の取引に対応できる点がメリットとして挙げられます。
大口取引を多く持つ大手企業でもファクタリングを活用することが可能となります。

安心して使用できる

銀行やその関係会社が実施しているファクタリングであることから、信頼度と安心感があります。
例えば手数料の利率など、融資では法的に上限が決められていますが、ファクタリングにはそのような規則はありません。
ファクタリングをおこなうにあたり、必要となる資格などもなく、法的整備がいまだ不十分な点もあるといえます。
そのため悪徳業者の存在もあるのが現状です。
大手銀行やその関連会社が実施するファクタリングには信頼度と安心感があるといえるでしょう。

手数料が少ない

ファクタリングの手数料について、融資と異なり法的な上限が存在しません。
ファクタリングでは相場として20%までが手数料の利率といわれています。
対する銀行系ファクタリングの手数料は比較的少なく、一般的に5%ほどといわれています。

ファクタリングの種類が豊富

銀行系のファクタリングでは、その財力や銀行間のネットワークを生かして豊富な種類のファクタリングが利用できます。
主に下記の種類のファクタリングの利用が可能です。

●買取系ファクタリング:一般的にファクタリングといわれているのが、この「買取系」ファクタリングに該当します。売掛債権(請求書)の買い取りがこれに該当します。

●保証系ファクタリング:「売掛金」の回収リスクに対して保証をするファクタリング。売掛金に対する保険のようなイメージです。売掛金が未回収となってしまった場合に売掛債権額の範囲で保証金が支払われます。

●国際ファクタリング:国内の企業が輸出商売を行うとき、取引先の海外企業からの売掛金未回収のリスクに備えるファクタリング。

●一括ファクタリング:サービスや商品を受け取った支払う側が導入を決定できるファクタリングです。手形を振り出す費用や事務作業の軽減が見込めます。

銀行系ファクタリング利用のデメリット

銀行系ファクタリング利用のデメリットには、どんなものがあるのでしょうか。

●ファクタリングの審査が厳格
●審査や資金化まで時間がかかる
●2社間ファクタリングを利用ができない
●少額の債権には対応していない場合が多い
●ファクタリング利用後の融資に影響を及ぼす可能性がある

こちらも順番に解説していきます。

ファクタリングの審査が厳格

銀行やその関係会社がおこなっているため、銀行系のファクタリングは他と比べてファクタリングの審査が厳格であるとされています。
また、ファクタリングではあまり重要視されていない、利用者側の財務状況・経済状況もチェックされます。

審査や資金化まで時間がかかる

先に述べたように、銀行系ファクタリングは審査が厳格であるとされています。審査が厳しいということは、それだけ審査に時間を要するという事です。
融資と比べると審査期間は短いとはいえ、最短で1週間、長くて3週間ほどかかるといわれています。
今すぐに資金を調達したい、という場合には不向きといえるでしょう。

2社間ファクタリングの利用ができない

銀行系ファクタリングでは、基本的に3社間ファクタリングのみ対応しています。
3社間ファクタリングは、取引先の合意を得ておこなうファクタリングなので、取引先に資金繰りの悪化などを懸念されてしまう恐れがあります。
また、取引先との合意を得る作業が発生するため、2社間と比べて資金化までに時間がかかります。

少額の債権には対応していない場合が多い

その潤沢な財力から、銀行系ファクタリングでは高額な売掛金に対応しています。また、手数料も割安となっています。
裏を返すと、高額な債権であるからこそ、手数料が割安でも収益性があるということが考えられます。
そのため、収益性の低い少額の債権には対応していない場合も考えられます。

ファクタリング後の融資に影響を及ぼす可能性がある

銀行系ファクタリングでは銀行や銀行の関係会社がファクタリングを実行しています。
これは、銀行や関連会社へファクタリングを利用したことが知られてしまうということでもあります。
あまりにも利用の頻度が高い場合は、資金繰りに問題があるとみなされてしまう可能性があり、その後の融資に悪い影響を与えてしまう恐れがあります。

銀行系ファクタリングがおすすめの場合はどんなとき?

銀行系ファクタリングの使用をおすすめできるのは、どんな時なのでしょうか。
銀行系ファクタリングでは高額債権のファクタリングが可能となっていますので、まとまった額の資金が必要な場合に役立ちます。
さらに、普段から利用している銀行などである場合は、既に利用者の信用情報や取引歴などを把握されているので、審査がスムーズに進む可能性があります。
メガバンクなどの銀行が運営しているため、安心してファクタリングの使用ができます。
また、他と比べて手数料も少ないため、入手できる金額も多くなります。
費用を少なくおさえ、多額の資金調達をしたいときには銀行系ファクタリングが有効だといえるでしょう。

銀行系のファクタリングとは?銀行系ファクタリングの特色を解説のまとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、銀行系のファクタリングについて掘り下げてきました。
日頃から付き合いのある銀行で安心してファクタリングを利用したい、そんなときにおすすめできるのが銀行系のファクタリングです。
メリット・デメリットをきちんと把握したうえで、利用の検討をしてみてください。

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