ファクタリングFactoring

2024.02.21

ファクタリングは対面式申し込みが基本?非対面式ファクタリングとは

「ファクタリングって対面で申し込むしかない?」
「近くにファクタリング会社がないと利用できない?」

近年注目を集める資金調達法であるファクタリング。一度利用してみたいという経営者の方も多いかと思います。

そんなファクタリングにおいて、問題となるのが申し込みが対面方式であるという点。対面方式であるということは、そこまで出向く必要があるということ。特に地方部で、近隣にファクタリング会社がないという企業は利用が難しくなります。

そこでこの記事では、非対面方式のファクタリングに関して詳しく解説。利用の流れやメリットなどを紹介していきましょう。

ファクタリングの基本

ファクタリングとは、手元にある売掛債権をファクタリング会社に売却し、売掛金を早期現金化するという資金調達法です。

ファクタリングにはいろいろな契約方法がありますが、一般的にファクタリングと呼ばれるのは、売掛債権を売却する方式を指します。

債権買取型の契約が基本

売掛債権を売却する方式を、債権買取型と呼び、この方式がもっともポピュラーなファクタリング方式となります。

それ以外にもファクタリングには、診療報酬型ファクタリングや、保証型ファクタリング、さらに海外の企業と結ぶ国際型のファクタリングなどいろいろな方式がありますが、どのファクタリングにおいても、債権を譲渡するという点は同じであるという共通点があります。

債権買取型のファクタリングには、2社間ファクタリングと、3社間ファクタリングという2つの契約方法があり、2社間ファクタリングは、ファクタリングを希望する会社とファクタリング会社の2社間で結ばれる契約、3社間ファクタリングは、この2社に加えて取引先も含めた3社間で契約するファクタリングとなります。

利用されることが多いのは2社間ファクタリング。2社間ファクタリングは、2社のみで契約できるため、申し込みから入金までのスピードが早く、取引先に知られることなく契約できるというメリットがあります。

3社間ファクタリングは契約に3社が参加しますので、どうしても契約締結までに時間がかかるという特徴があります。また、取引先にファクタリングの利用を知られることとなり、場合によってはのちの取引に悪影響が出る可能性があるというデメリットがあります。

その代わり3社間ファクタリングは2社間ファクタリングよりも手数料は安い傾向にあるため、利用企業としてはより有利な条件で契約できるという大きなメリットもあります。

ファクタリングの基本的な流れ

ファクタリングという資金調達法の基本を抑えた上で、ここからはファクタリング契約の流れを簡単に説明していきましょう。

ここでは、もっともメジャーな債権買取型の2社間ファクタリングの流れについて解説していきます。もちろん、ファクタリング会社や契約方式によって、別の手続きが必要になるケースもありますが、大まかな流れとして把握しておきましょう。

売掛債権を持ち込み審査を受ける

まずはファクタリングしたい売掛債権や必要書類を準備し、ファクタリング会社の窓口を訪問し、申し込みを行います。

申し込みに必要な書類に関しては、利用するファクタリング会社ごとに差がありますので、まずはHPなどでしっかりと確認しておきましょう。

ファクタリング会社の窓口で、対面方式で担当者に説明を受けながら申し込みを行い、審査に必要な情報などの聞き取りなどもその場で行います。

ファクタリング審査にはそこまで時間はかかりません。早ければ即日、遅くとも1週間以内には結果が出ます。金融機関等からの資金融資と比較すると非常にスピード感があるのがファクタリングの特徴となります。

契約後現金が入金される

審査の結果、どのような条件であればファクタリング契約ができるかが決まります。手数料や掛け目の設定を中心に、必要な書類などもこの時点で確定しますので、その条件に問題がなければ契約へと進みます。

ファクタリング契約においてもっとも重要なのはやはり手数料の設定です。審査の結果を聞く場合も契約書にサインする場合も、原則としては対面式で担当者から直接聞く形となりますので、契約前に不明点がないようにしっかりと話を聞いてから契約するようにしましょう。

売掛金入金後ファクタリング会社に送金を行う

契約が締結されると、その時点で売掛金から手数料や諸経費を差し引いた金額がファクタリング会社から入金されます。

その後、売掛金の入金期日になると、取引先から売掛金が入金されます。ファクタリング契約において、売掛債権の所有権はファクタリング会社に移行しますが、売掛金の入金先は変更されません。つまり申し込んだ企業の口座に振り込まれるということ。

しかしこの売掛金の所有権は当然ですがファクタリング会社にあります。形としては、ファクタリング会社から売掛金回収の業務を委任されて、ファクタリング会社の代理として回収しているという形となりますので、売掛金が入金されたらその売掛金をファクタリング会社に送金します。

この送金が完了すれば、契約は完了ということになります。

対面申し込みが基本

ファクタリングの大まかな流れは上記の通り。基本的には申し込んで、審査を受けて、契約を結べば、あとは金銭のやり取りがあって契約完了という形になります。

ここで注目したいのが申し込みから契約までの流れ。基本的にはファクタリングを利用したい企業が、ファクタリング会社の窓口を訪れ、対面式で契約まで行うということになります。

都心部などでは対面式が主流

ファクタリングという資金調達法自体、まだ日本国内ではメジャーな資金調達法とはいえません。そのため、ファクタリングサービスを提供する会社の数もそこまで多くはありません。

近年ファクタリングを利用する企業が増えていることもあり、ファクタリング会社の数も増えています。とはいえ、ファクタリング会社としても、より多くの顧客が集まる地域に起業したいところ。そのため現状では多くのファクタリング会社は、東京都心部や大阪市中心部など、大都会といわれる地域に集中しています。

こうした都心部にある企業は、ファクタリングの利用はそこまで難しくはありません。対面式でもその窓口に訪れること自体難しくないからです。

しかし、近隣にファクタリング会社がないという地方部の企業の場合、対面式の申し込みというのはハードルが高く、ファクタリングの利用が難しいということにもなっています。

非対面式のファクタリングも増加傾向

ファクタリングという資金調達法を利用する企業の増加に合わせ、近年増加傾向にあるのが非対面式のファクタリングサービスです。

これまでの常識では、ファクタリング会社の窓口を訪れる、もしくはファクタリング会社の担当者を自社に呼び、いずれにしても対面式で申し込むのが当たり前でした。

そんな中近年増えているのがオンラインファクタリングという非対面式のファクタリングサービス。このサービスであれば、地方部の企業でも気軽にファクタリングを利用できるため、今後も拡大していくことが予想されます。

非対面式ファクタリングのメリット

近年増加傾向にある非対面式のファクタリング。単に便利というだけではないメリットがありますので、そのあたりに関して解説していきましょう。

どこからでも申し込み可能

非対面式のファクタリングは、何より日本全国どこからでも利用可能であるという大きなメリットがあります。多くの場合はオンライン上で申し込みから審査、契約まで完了できるようになっているため、ファクタリング会社を訪問する時間と手間も排除できる方法となります。

また、対面式の申し込みの場合、万が一必要書類に不備があった場合、一度帰社し再度訪問するなどの手間も必要です。非対面式で自社から申し込む場合は、書類の不備があってもその場で対処可能ですので、より迅速な現金化ができるというのもメリットといえるでしょう。

手数料が安い傾向にある

非対面式のファクタリングサービスの場合、ファクタリング会社としても多くの経費が必要ないという点が挙げられます。

対面式の場合、企業の集まる都心部に窓口を設置するわけですから、それだけ事務所維持の経費が必要になります。また、1件ごとに担当者を配置する必要があり、人件費や光熱費といった部分でも大きな出費が必要となります。

一方非対面式の場合、窓口を都心部に設置する必要がありません。また、多くの部分をオンラインで対応することで、最少人数で多くの案件を担当することが可能となり、人件費や光熱費といった点でも節約が可能になります。

こうして経費削減がかなう非対面式のファクタリングでは、その削減した分は顧客に還元されます。つまり手数料相場を安く設定できるようになるということ。

ファクタリングを利用するということは、何かしらの理由で現金が必要なケースかと思います。そんな状況に企業にとっては、手数料が安くなるのは大きなメリットといえるでしょう。

まとめ

ファクタリングの契約は、基本的に対面方式で行われます。しかし、まだファクタリング会社の絶対数が少ない日本国内では、近年非対面式のオンラインファクタリングが増えています。

非対面式にするメリットは大きく、何より手数料相場が安いというのは利用企業にとっては大きなメリット。これからファクタリングの利用を考えている方は、オンラインファクタリングも視野に入れて考えるといいでしょう。

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