「西日本にもファクタリング会社ってある?」
「ファクタリング利用するなら大阪や福岡に出ないと難しい?」
近年ファクタリング会社は増加傾向ですが、その傾向が顕著なのは東京都を中心に、大阪府や福岡県といった大きな都市部に限られます。
西日本各地で、大阪や福岡から一定の距離がある地域の企業にとっては、ファクタリングはやや敷居の高い資金調達法というイメージがあるかもしれません。
そんな西日本各地の企業の方に、おすすめしたいファクタリングの利用方法に関して解説していきましょう。
西日本でファクタリングを利用するなら?
ファクタリングという資金調達法は、借入金にもならず、手軽に利用できるということもあり、近年利用する企業が増えています。それに伴いファクタリング会社も増えており、西日本でもファクタリング会社を開業する動きは増えています。
では、西日本の企業がファクタリングを利用する場合、どのようなポイントを考えるべきかを考えてみましょう。
ファクタリング会社は東京を中心に増加中
日本国内ではまだそこまでメジャーではないファクタリング。ファクタリング会社が増えているとはいえ、それは東京都内など、企業が多く集まる地域に限られています。新規に開業するファクタリング会社の多くは都内で開業しており、そのほかの地域、特に西日本地域では利用しにくいという現状があります。
西日本でも大阪や福岡では増加傾向
西日本と大きな括りで考えると、その中でも大都市に含まれる大阪や福岡などではファクタリング会社も増加傾向です。
福岡を中心に九州地方に多くの支店を持つ西日本シティ銀行も2023年6月からファクタリング事業に乗り出しているように、大阪や福岡では、地元密着型のファクタリング会社を選ぶことができるようになりつつあります。
そのほかの都市部、神戸市や広島市などには、東京や大阪、福岡などに本拠を持つ大手ファクタリング会社が支社を持つようにもなっており、西日本地域も徐々にファクタリングを利用しやすい環境が整っています。
西日本のファクタリング会社を利用するメリット
西日本にある企業が、西日本で開業したファクタリング会社を利用するには、いくつかのメリットが考えられます。そんなメリットに関していくつか紹介しておきましょう。
地元ならではの柔軟な対応が期待できる
ファクタリングとは、手元にある売掛債権をファクタリング会社に譲渡し、売掛金を早期現金化する資金調達法です。そんなファクタリングには、契約前に必ず審査が行われます。
ファクタリングの審査では、持ち込まれた売掛債権の売掛金が、確実に現金化されるかどうかが中心に行われますが、同時に申し込んだ企業の経営状況などもある程度審査をされます。
一般的に金融機関が行う資金融資の審査は、事前に利用条件がある程度決められている融資を行うことができるかどうかが審査されます。つまり融資して回収できる企業にのみ融資する形です。
一方ファクタリングの審査は、事前に条件を決めずに、どのような条件であれば契約をできるかを審査します。分かりやすく言えば、資金融資の審査は「震い落とすための審査」であり、ファクタリングの審査は「契約するための審査」ともいえます。
そのためファクタリングの審査にはある程度柔軟性があり、地元ならではの状況や風習なども加味して審査が行われるため、特に地元のファクタリング会社ほどよりよい対応が期待できるというメリットがあります。
窓口に通いやすい
基本的なファクタリングの流れでは、ファクタリングの利用を希望する企業が、ファクタリング会社の窓口を訪れ、そこで相談や申し込みを行います。
対応にスピード感があるファクタリング会社の場合、申し込みから契約までその日の内に完了するケースもありますが、一般的に申し込みと契約は別日になるのが基本です。
つまりファクタリング会社の窓口には複数回通う必要があり、窓口までが遠いと、それだけ時間の無駄が発生します。
大阪や福岡の市内のように、比較的近隣にファクタリング会社があるのであればそこまで問題ではありませんが、西日本のそのほかの地域の企業にとっては簡単なことではありません。
地域に密着しているファクタリング会社があれば、窓口にも通いやすいですし、より気軽に利用できるようになるでしょう。
西日本の企業がファクタリングを利用するなら?
では実際に西日本の企業がファクタリングを利用する場合はどのようにファクタリング会社を探すべきかを考えてみましょう。
特に近隣にある程度ファクタリング会社がある大阪市内や福岡市内を除く、西日本各地の企業を中心に考えていきたいと思います。
地元にファクタリング会社があれば地元を利用するのもおすすめ
これまでファクタリングを利用したことがない企業で、初めてファクタリングを利用する場合は、地元のファクタリング会社を利用するのがおすすめです。
地元にはファクタリング会社がないという場合でも、特に西日本を中心に活動しているファクタリング会社がおすすめとなります。
地元のファクタリング会社をおすすめする理由は、初めての利用に関しては、窓口での対人申し込みがおすすめだからです。
ファクタリングに慣れていない方の場合、ファクタリングにおけるルールや契約内容に関して、よく分からない部分も多いかと思います。そんな不明点に関しては、窓口で担当者にしっかりと確認し、その内容を理解するのが重要になります。
ファクタリング会社によっては、担当者は自社に派遣してくれるケースもありますので、とにかくファクタリング会社の担当者と、直接対面で申し込めるファクタリング会社を選び、まずはファクタリングの流れを実際に体感しつつ、不明点を解消していくようにするのがおすすめとなります。
近隣にないのであればオンライン完結の利用がおすすめ
すでにファクタリングを利用した経験がある、もしくは地元にはそもそもファクタリング会社がないという企業には、無理に西日本由来のファクタリング会社にこだわらず、オンラインファクタリングをおすすめします。
近年増えているのが、このオンラインファクタリング。申し込みから審査、契約まですべてオンラインで完結できるため、西日本にいながら東京のファクタリング会社を利用することもできますし、そもそもファクタリング会社に通う手間が不要となります。
ファクタリングを利用した経験がない方は、このオンラインファクタリングではいろいろと不安な点もあるかもしれませんが、申し込みに関して手軽、便利という点では間違いなくメリットがありますので、利用を検討してみるといいでしょう。
オンラインファクタリングのメリット
近年増加傾向にあるオンラインファクタリング。上でも少し触れた、西日本シティ銀行が2023年6月から始めたファクタリングサービスもオンラインファクタリングです。
ではこのオンラインファクタリングのメリットに関して2つ紹介していきましょう。
自社や自宅にいながら利用できる
オンラインファクタリングの大きなメリットは、自社や自宅にいながら契約まで完結できるという点です。
ファクタリングにおいて大きな手間となるのが、ファクタリング会社の窓口を訪れるという行為です。東京の都心部や大阪市内、福岡市内など、大都市の企業にとってはそこまで大きな手間ではありませんが、それ以外の地域、特に近隣にファクタリング会社がないという西日本の各地域においては、この手間は致命的な手間といえます。
オンラインファクタリングは申し込みから契約までオンラインで完結できますので、この窓口を訪れるという手間が必要ありません。
オンラインファクタリングを利用する場合、申し込む方の身分証明書や会社に関する情報、また売掛債権に関する情報などをすべて電子データ化するという手間はかかりますが、それでも窓口を訪問する手間と比較すれば些細な事。
いつでも気軽に申し込めるというのは大きなメリットといえるでしょう。
手数料が安い傾向にある
オンラインファクタリングの大きなメリットとして手数料の安さが挙げられます。
ファクタリングの手数料は、ファクタリング会社の儲けとなる部分です。ファクタリング会社はこの手数料による儲けの部分から、人件費や光熱費、事務所の費用などを支払うことになります。
窓口を設置し、そこに人員を配置する対面方式と比較すると、オンラインファクタリングはより少ない人員で、より少ない事務所数で申し込みに対応が可能。つまり、必要経費を大幅に削減してファクタリング事業が行えるということになります。
削減された経費の分は、当然ですが顧客に還元されます。つまり対面式のファクタリングよりも手数料相場は安くなるということ。
まだオンラインファクタリングが普及して間もないため、細かな相場は計れませんが、それでも対面式よりはより好条件で契約できると考えていいでしょう。
ファクタリング・西日本のまとめ
日本国内でファクタリングを利用する企業が増えるにつれて、ファクタリング会社の数も増えつつあります。これは東京都内に限らず、日本国内では大きな商業圏である大阪市内や福岡市内でも同様です。
とはいえ、西日本全体という点で考えると、まだそこまでファクタリング会社の数が充実しているとは言えません。
西日本の企業がファクタリングを利用する場合は、近隣に地元のファクタリング会社がある場合は、その窓口を訪れるのがおすすめ。近隣に窓口がないという方は、無理に遠方の窓口を訪れるよりは、オンラインファクタリングを利用するのがおすすめとなります。