ファクタリングFactoring

2023.11.22

提出書類が少ないファクタリング会社があるって本当?

「ファクタリングの利用に10枚近い書類の準備が必要で大変だった」
「必要書類が少ないファクタリング会社の方がいい」

実際にファクタリングを利用したことがある方は、こんな印象を持っている方もいらっしゃるかもしれません。ファクタリングの申し込みには、ある程度の書類の提出が必要です。

では、提出すべき書類が少ないファクタリング会社はあるのか?こういったファクタリング会社は信用できるのか?など、ファクタリング契約と必要な書類に関して詳しく解説していきたいと思います。

ファクタリングに必要な書類

ファクタリングは手元にある売掛債権をファクタリング会社に譲渡し、売掛金を入金期日前に現金化するという資金調達法です。

ファクタリングの申し込みには、ある程度の書類が必要であり、その種類を準備するのが利用者にとっては手間でもあります。

とはいえ、書類が無ければファクタリングは利用できませんので、まずはどのような書類が必要となるのかを紹介していきます。

ファクタリングの申し込みに必要な書類は最大で12種類と言われています。この12種類に関して紹介しておきましょう。

申込者に関係なく必要とされる書類

ファクタリングを利用できるのは、企業・法人に限りません。個人事業主やフリーランスの方でも、売掛債権があれば利用できるファクタリング会社もあります。

まずは、個人・法人に関係なく、ファクタリングの申し込みに必要とされる書類を紹介していきましょう。

・申込書
・試算表
・売掛債権の存在を認識できるもの(請求書・発注書など)
・印鑑証明書
・身分証明書(申込者)
・通帳の写し
・売掛先企業との基本契約書

申し込み書に関しては、ファクタリング会社が用意した書類ですので、利用企業が用意すべきものではありません。

必要とされるケースが多いのが「売掛債権の存在を認識できるもの」と「通帳」です。通帳は、取引先との取引実績を証明するために必要となるため、多くの契約で必要書類に指定されています。

また、申し込みを行うのが法人の場合、ファクタリングを申し込めるのは原則代表者のみとなります。その代表者の身分証明書も提出が義務付けられていることが多い書類です。

企業が申し込む際に必要とされる書類

続いて企業・法人が申し込む際に提出が求められる可能性がある書類を紹介しておきましょう。

・登記簿謄本
・決算書

こちらは必ず必要というわけではありませんが、ファクタリング会社によっては提出が必要となる種類です。

登記簿謄本が必要な場合は、所轄の法務局に申請し入手する必要がありますので、ファクタリングの利用を考えている方は、事前に取得しておくといいかもしれません。

個人事業主が申し込む際に必要とされる書類

続いて個人事業主の方が、提出を求められることがある書類に関して紹介していきます。

・開業届の写し(事業内容がわかるもの)
・確定申告を証明できる書類
・税金や社会保険関係の納付書・領収証

個人事業主の場合、自身の事業内容が分かる開業届の提出が必要なケースがあります。開業届に関しては、所轄の税務署で入手が可能ですし、国税庁のサイトからも入手ができますので、入手しておきましょう。

確定申告を証明できる書類に関しては、確定申告書の控えの提出が一般的です。場合によっては数年分の確定申告データが必要となるケースもありますので、手元に残しておきましょう。

必要な書類はファクタリング会社次第

上の項でファクタリングに必要な書類12種類を紹介しましたが、すべてのファクタリング契約において、上記の書類すべてが必要というわけではありません。

必要となる書類はファクタリング会社ごとに違い、中には少ない書類で申し込める会社も存在します。

そのあたりを解説していきましょう。

必要書類が少ない会社は2種類の書類でも申し込み可能

ファクタリングを申し込む際、提出書類が多いと書類の準備に時間がかかり、現金化のスピードが早いというファクタリングのメリットを十分に享受できない可能性があります。

その点で考えると、準備する書類が少ないファクタリング会社は非常に利用しやすい会社とも考えられます。

近年日本国内でもファクタリング会社が増加傾向にあります。その数あるファクタリング会社の中には、申し込みに必要な種類が少ないという会社も少なくありません。

ファクタリング会社の中には、必要な書類が2種類(売掛債権の存在を認識できるものと通帳の写し)で申し込める会社もあります。

新たなファクタリング会社に申し込む場合は、どのような書類が必要となるのか、事前に調べておくことをおすすめします。

急いでいるときは必要書類が少ない会社を選ぶのもひとつの方法

ファクタリングは現金化スピードの早い資金調達法です。そのため、ファクタリングの利用を考えている方の中には、とにかく急ぎ現金が必要というケースもあるかもしれません。

急ぎ現金が必要というケースでは、必要書類が少ないファクタリング会社を選ぶのも一つの方法です。

必要書類が少ないということは、申し込む際の準備の手間が少ないということでもあり、速やかに申し込みが可能になります。

必要な種類が少ない会社を選ぶ際の注意点

必要な書類が少ないファクタリング会社は、利用する企業や個人事業主にとってもありがたい存在です。しかし、そんなファクタリング会社を選ぶ際には、注意すべき点もありますので、この点は覚えておきましょう。

契約条件が厳しくなる可能性がある

ファクタリング契約において、なぜ必要とされる書類があるかといえば、基本的には審査のために必要だからです。

ファクタリング契約では必ず審査が行われます。審査の対象となるのは、利用した企業や個人事業主の情報とともに、売掛先である取引先の情報です。

審査の中心となるのは取引先の情報ですが、利用企業がまったく審査の対象ではないというわけではありません。こうした審査のために書類が必要になります。

提出する書類が少ないということは、審査において判断する材料が少ないということ。判断材料が少ないということは、審査が厳しくなるということになります。

ファクタリングの審査と金融機関などからの資金融資の審査には大きな違いがあります。

融資審査の場合、融資条件を満たすかどうかが審査されるのに対し、ファクタリングでは審査の結果契約条件が決まるという点です。融資審査は貸す相手を厳選するための審査、ファクタリング審査は、どういった条件であれば契約ができるかを決める審査となります。

そのため、必要書類が少なく、審査の材料が少ないケースでは、契約条件が厳しくなるケースがあるということになります。この点は多少意識しておくといいかもしれません。

悪徳業者が紛れている可能性がある

ファクタリング業界には悪徳業者が紛れ込んでいます。これは、ファクタリング契約が貸金契約ではないというのが大きく影響しています。

貸金契約を行う場合は、貸金業者登録が必要です。しかし、貸金契約を行わないファクタリング業者を開業する場合、こうした登録は不要です。ほかに特に免許なども必要ないため、誰でも比較的簡単に開業できるという特徴があります。

そのため、いわゆる闇金業者と呼ばれるような悪徳業者が、貸金業からファクタリング業に鞍替えしているというケースが発生しています。

悪徳業者は顧客を見つけ、違法な契約を結ぶなどをして暴利を貪ろうと企んでいます。そのため、顧客に有利な条件を提示し、まずは顧客を集めようとします。悪徳業者の場合、そもそもまともに審査などは行いませんので、書類が少ないこと、手数料が安いこと、現金化が早いことなどを売り文句にして顧客を集める傾向があります。

必要書類が極端に少ない、手数料が安すぎるなど、ほかのファクタリング会社と比較すると、やたら好条件を提示している会社には十分注意が必要となります。

ファクタリング・書類・少ないのまとめ

ファクタリング契約においては、必ず審査が行われます。その審査に必要なものが各種書類であり、契約に関してどのような書類が必要かは、そのファクタリング会社次第で決まります。

ファクタリング会社の中には、必要な書類が少ない会社もありますし、多くの書類提出が必要な会社もあります。

もちろん用意する書類が少ない方が申し込みの手間はかかりませんが、ファクタリング契約で重視すべきは現金化スピードとともに手数料の安さです。

ファクタリングの手数料は安いほど会社としての損失も少なくなりますので、書類が少ないという点にこだわらず、より有利な条件で契約できるファクタリング会社を探しましょう。

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