ファクタリングFactoring

2023.09.22

IT業界にファクタリングは最適な資金調達法!その理由を解説

ファクタリングは売掛債権を譲渡し、売掛金の早期現金化を図る資金調達法です。

契約のための審査は比較的甘く、しかも即現金化ができるということで、近年人気の資金調達法でもあります。

このファクタリングをおすすめしたいのが、IT業界の企業です。

なぜIT企業におすすめなのか?その理由を解説していきましょう。

IT業界の特徴

いわゆるIT企業という業種は、さまざまな企業がある中でも比較的新しい企業が多いのが特徴です。

また競合他社が数多く存在し、それぞれが仕事を獲得し合う状況であるというのも一つの特徴でしょう。

どうしてもIT業界の内部にいると気づきにくい、これらIT業界が持つ特徴に関して簡単に紹介していきましょう。

収入が安定しないケースが多い

IT業界の企業の大きな特徴は収入が安定しないという点です。

もちろん各社に決まった取引先があり、決まった業務を請け負うことが多いかと思います。

しかしIT業界はライバル企業も多く、また、IT技術自体が日々進化しているという特徴があります。

IT技術の進化による仕様変更やシステムの変更などにも対応していく必要がある業界であり、ほかの業界以上に日々成長する必要性が高い業界とも言えます。

IT技術の進化が著しいということは、それだけ仕事の上でも変化が激しいのがIT業界ということになります。

仕事上で変化が激しいということは、今まであった仕事がなくなる、報酬が下がるというケースが多いということにもなり、ほかの業種と比較すると、収入が安定しにくい業界であると考えることができます。

突然大きな案件が舞い込んでくるケースがある

収入が安定しないという項目で、今まであった仕事がなくなる、報酬が下がるといったネガティブな部分を書きましたが、同じ理由で起こるポジティブな部分もあります。

そのひとつが突然大きな案件が舞い込んでくるというケースです。

大きな案件が舞い込んでくること自体は、企業としては喜ばしいことですが、新規案件、しかも自社では担当したことがないような案件の場合、自社内にしっかりと設備投資を行い、開発費用も必要ということになります。

場合によっては新規案件のために新規に人員を雇い入れる必要も生じるため、うれしいことである反面、そのたびに初期投資のような資金が必要になるということにもなります。

IT業界以外の一般的な企業では、しっかり準備したうえで行う事業拡大が、IT業界の場合準備期間もなく突然舞い込んでくるケースが多いという特徴があります。

銀行融資を受けるのが難しい

IT系の企業は新しい会社が多く、不動産等の資産を持っていないというケースが多いのも特徴の一つです。

企業として収入が安定していない、しかも担保になるような資産も持っていないとなると、どうしても資金融資の審査では厳しい結果になることが多いのも事実です。

銀行等金融機関の資金融資における審査では、現状の財務状況はもちろん、返済に向けての事業計画や返済計画の提出が必要となり、ただでさえ手間と時間がかかる上、審査に通過しにくいというのが現実です。

資金確保にはファクタリングがおすすめ

収入が安定しづらく、銀行からの資金融資も受けにくいIT企業におすすめしたいのがファクタリングの活用です。

ファクタリングとは手元にある売掛債権をファクタリング会社に譲渡し、売掛金の早期現金化を図る資金調達法。

近年では経済産業省がその利用を推奨しているなど、利用企業が増加している資金調達法です。

借入金にはならないので信用情報が傷つかない

ファクタリングの大きな特徴として、借入金ではないという点が挙げられます。

上記の通り、ファクタリングは売掛債権の譲渡契約です。

借入金ではないということは、利用した企業の信用情報に傷がつかないということ。

ただでさえ銀行融資を受けるのが難しい傾向にあるIT企業にとって、信用情報に傷がつくのは避けたいところ。

信用情報がキレイな状態であれば、少なからず銀行からの資金融資の場面で有利になります。

本格的に事業拡大を目指す際、まとまった資金を用意するには、金融機関からの資金融資は必須となります。

そんな場面でも安心して申し込めるというのがファクタリングをおすすめする理由となります。

最短即日入金も可能なスピード感が魅力

ファクタリングの特徴として、現金化のスピードの早さも挙げられます。

一般的に金融機関から融資を受ける場合、申し込みを行い、審査を受けてから入金されるまで、どれだけ早くても数週間、長ければ1ヶ月単位の時間が必要となります。

資金融資を受けるための資料作成の時間も加味すれば、それ以上の時間が必要といえるかもしれません。

一方ファクタリングを申し込んで現金を受け取るまでの期間は、2~3日程度というのが一般的。

ファクタリング会社によっては申し込み当日に即日入金というサービスを行っている会社も少なくありません。

現金に困った時、すぐに対応してくれるのがファクタリングをおすすめする理由となります。

資金融資よりも審査が厳しくない

ファクタリングで資金調達する場合も、金融機関からの資金融資と同様に審査を受ける必要があります。

しかし、その審査が金融機関ほど厳しくないというのもおすすめする理由です。

金融機関からの資金融資の場合、長期間にわたって返済を続ける必要があるため、長い目で見た事業計画が審査の対象となります。

もちろん申し込んだ企業の業界がこの先どうなるかというのも審査内容に含まれます。

IT業界は比較的新しい業界であり、日々成長する業界です。

そのため金融機関としても長期的な判断が難しく、審査には時間がかかりますし、もちろん厳しくもなります。

一方ファクタリングで審査の対象となるのは目の前にある売掛債権が現金化されるかどうかが中心です。

長期的な視野は必要なく、確実に売掛金が入金されると判断されれば、多くの場合は審査を通過できます。

ファクタリングで審査されるのは、申し込んだ企業の信用情報と、売掛先である取引先の財務状況。

これらをクリアすれば審査に通過できますので、金融機関からの資金融資審査と比較すればかなり緩い審査となるわけです。

IT企業がファクタリングを利用する場合の注意点

IT企業にとって、ファクタリングとは非常に相性のいい資金調達法となります。

とはいえ、ファクタリングを利用する場合には注意すべき点がいくつかあります。

IT業界以外でも注意すべき点として、悪徳業者にひっかからないという点があります。

ファクタリング会社の中には、ファクタリング会社を装った悪徳企業が紛れ込んでいます。

こうした悪徳業者は必ず避けるようにしましょう。

それ以外にIT企業だからこそ注意したいポイントを紹介していきます。

売掛金以上の資金調達はできない

IT業界では突然大きな案件が舞い込んでくるケースがあります。

その案件のために必要な費用を、ファクタリングを利用して準備したいところですが、ここで注意したいのが、ファクタリングで得られる現金についてです。

ファクタリングは売掛債権の譲渡契約ですので、売掛債権の額面金額以上の金額は調達できません。

額面金額100万円の売掛債権で用意できる現金は上限100万円です。

ただし、この100万円に掛け目が掛けられ、さらに手数料や必要諸経費が差し引かれますので、実際手にできる金額は100万円未満ということになります。

手元にある売掛債権の額面金額以上の現金が欲しい場合は、ファクタリングではなく資金融資を考える必要があります。

IT業界に精通したファクタリング会社を選ぶ

IT業界は、ほかの業界と比較してもやや特殊な業界です。

そのために意識したいのが、ファクタリング会社選びです。

ファクタリング会社を選ぶ際は、IT業界に精通した会社を選ぶのがおすすめです。

IT業界に精通している会社であれば、手元にある売掛債権に関しても正確な判断が期待できます。

しかし、IT業界に詳しくない会社の場合、IT業界の事情を知らずに判断することになります。

ファクタリング会社としても損失はできる限り避けたいところですので、正確に判断できない売掛債権に関しては、審査に通過させるより断るという判断をするのが一般的です。

IT業界の目線で見れば何の問題もない売掛債権でも、審査に落ちてしまう可能性が考えられるため、利用するファクタリング会社はIT業界に実績を持つ会社、もしくはIT業界に特化している会社を選ぶことをおすすめします。

IT業界とファクタリングのまとめ

IT業界は業界自体が新しく、今現在も日々成長を続けている業界です。

そのためほかの業種と比較すると、収入が安定しにくい、銀行融資を受けにくいといった特徴を持ち、多くの経営者の方が資金繰りに頭を悩ませているかと思います。

そんなIT企業にこそおすすめしたいのがファクタリングです。

ファクタリングは売掛債権の譲渡契約。

売掛金を早期に現金化することで、資金ショートを防ぐ資金調達法です。

ファクタリングは審査がそこまで厳しくなく、しかも借入金にもなりませんので、今後会社が成長していく上でも有利な条件が揃っている資金調達法です。

IT企業がファクタリングを利用する場合は、ファクタリング会社の選定に注意しましょう。

悪徳業者を避けるのはもちろん、できるだけIT業界に精通したファクタリング会社を選ぶようにしましょう。

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