ファクタリングFactoring

2023.08.29

ファクタリング会社を利用中に他社に乗り換えるケースはある?詳しく解説

もしも、皆様が現在利用中のファクタリング会社に不満があるならば、他社への乗り換えを考えたいものです。しかし、そもそもファクタリング会社を利用中に、他社に乗り換えができるのかどうかも気になることでしょう。

この記事では、そんな皆様の不安や疑問にお答えします。ファクタリング会社利用中に他社に乗り換えができるか、乗り換える場合はどんなケースがあるか、注意点も踏まえて紹介します。

ファクタリング会社利用中に他社への乗り換えを希望している方、他社への乗り換えを考えたいと思っている方は参考にしてください。

ファクタリング利用中に他社に乗り換えはできる?

ファクタリング会社を利用中であっても、他社に乗り換えることは可能です。その理由や乗り換えNGの場合について説明します。
・特に禁じられていないので可能
・二重譲渡は違法になる
これら2点について取り上げてみました。

特に禁じられていないので可能

ファクタリング利用中に他社へ乗り換えることは禁じられていません。したがって、他社への乗り換えは可能です。

ただし、利用中のファクタリング会社とは異なる売掛先・売掛金で申し込む場合や、利用中のファクタリング会社と同じ売掛先でも売掛金を別に用意できる場合です。

たとえば、A社がファクタリング会社X社を利用していたとします。しかし、利用中に不満が生じたために他社であるファクタリング会社Y社に乗り換えることにしました。

その際、売掛先はX社を利用中の時と同じP社ですが、売掛金はX社利用中の時とは異なる種類です。

二重譲渡は違法になる

ファクタリング会社利用中に他社に乗り換えることは可能ですが、二重譲渡は法律で禁止されています。しかし、知らず知らずのうちに二重譲渡になってしまったケースもあります。そういった場合でも違法になるので、気を付けましょう。

ここでは二重譲渡について説明します。

二重譲渡とは、あるファクタリング会社の利用中に売掛債権を現金化したにもかかわらず、別のファクタリング会社でも同じように売掛債権を譲渡して資金を得ることです。この場合、売掛金を二重に現金化することになります。

ファクタリング利用中に他社に乗り換えるケース

ここでは、ファクタリング会社利用中に他社に乗り換えるケースを紹介します。
・手数料が高いので資金繰りが厳しくなった
・売掛金を受け取るスピードが遅い
・担当者が質問に答えてくれない
・債権譲渡登記が必要
・少額ファクタリングができない
・ファクタリングの種類を選べない
上記の6つのケースを参考にして、他社への乗り換えについてお考えください。

手数料が高いので資金繰りが厳しくなった

Sさんは小さな食品会社を経営しています。売掛金を早めに現金化して、資金を得たいと考え、ファクタリングを利用し始めました。

しかし、利用中のファクタリング会社は手数料が高く、手元に残る資金が心もとない額です。そのため、会社の資金繰りが厳しくなりました。

困ってしまったSさんは、思い余って、他のファクタリング会社を調べたのです。すると、他社はもっと手数料が安いことがわかり、思い切って乗り換えを決意しました。

売掛金を受け取るスピードが遅い

Eさんは工務店を経営しており、ファクタリングを利用中です。Eさんが利用中のファクタリング会社は、手数料や態度については問題ありません。しかし、売掛金現金化のスピードが遅くて困っています。

そんな折、現金化のスピード重視の他社を見つけました。利用中のファクタリング会社には悪いと思いつつも即日入金は譲れないものだったので、他社に乗り換えたのです。

担当者が質問に答えてくれない

Bさんは個人商店を経営しています。売掛金を早めに受け取りたいために、友人に紹介された会社でファクタリングを始めました。

しかし、担当者がなかなか質問に答えてくれない、感じの悪い態度が気になるなどの不満が出てきました。そのため、友人に悪いと思いながらも利用中のファクタリング会社から、他社に切り替えたのです。

結果、感じの良い担当者に恵まれ、スムーズにファクタリングが行えるようになりました。

債権譲渡登記が必要

農業会社経営のWさんは、利用中のファクタリング会社が債権譲渡登記を必要としていることを知りました。

債権譲渡登記にはお金が必要です。また、取引先が債権譲渡登記を見れば、ファクタリングの事実を知られてしまいます。それらはWさんが望まないことなので、他社への切り替えを考え中です。

少額ファクタリングができない

Hさんはフリーライターとして活躍する個人事業主です。かつては1社から仕事を請け負っており、それなりの売掛金があり、ファクタリングを利用していました。

しかし、取引先が変わり、少額でファクタリングを利用したいと考えました。それを利用中のファクタリング会社に相談したら、「うちでは少額ファクタリングは行っていない。」と断られたのです。

仕方なくHさんは、他社への乗り換えを考えました。その結果、少額ファクタリングを利用できるファクタリング会社を見つけ、順調に取引ができています。

ファクタリングの種類を選べない

Tさんは利用中のファクタリング会社で、2社間ファクタリングを利用していました。しかし、3社間ファクタリングの方が手数料が安いと知り、3社間ファクタリングに切り替えたいと思ったのです。幸い、取引先は理解のある企業なので、3社間ファクタリングを行っても問題はありません。

思い切って、利用中のファクタリング会社に相談したところ、3社間ファクタリングは行っていないと断られました。そのため、3社間ファクタリングを採用している他社を探し、乗り換えることにしたのです。

ファクタリング利用中に他社に乗り換える際の注意点

ファクタリング利用中に他社に乗り換えるには注意点があります。注意点を理解した上での乗り換えをおすすめします。ここで挙げるのは、以下2点の注意点です。
・新たに書類を用意しなければならない
・悪徳業者を見極める必要がある
利用中のファクタリング会社から、他社に乗り換えることはできます。しかし、新たな書類の準備や悪徳業者の注意など、リスクもつきものです。乗り換える前にどんな注意点があるか、把握しておきましょう。

新たに書類を用意しなければならない

ファクタリング会社利用中に他社に乗り換える場合は、新たに書類を提出しなければいけません。それが面倒、煩わしいと感じるならば、他社への乗り換えは考えない方が賢明です。

ファクタリング会社を利用するために必要な書類を挙げます。
・商業登記簿謄本
・身分証明書
・決算書か確定申告の書類
・印鑑証明書
・利用中の銀行口座の通帳
・請求書・発注書・納品書など
・取引先との契約書
・税金関係の書類
利用中のファクタリング会社があっても、他社に乗り換えたいと考えたならば、これらの書類はきちんと用意しましょう。書類を用意しないとファクタリング会社の利用を断られる場合があります。

悪徳業者を見極める必要がある

利用中のファクタリング会社から他社に乗り換える場合、悪徳業者を見極めなければいけません。せっかくファクタリング会社を乗り換えたのに、そこは悪徳業者だったということにならないようにしたいものです。

悪徳業者はファクタリング会社を名乗りますが、実際は闇金業者だったケースが多いものです。その手口を紹介します。

Cさんは花屋を経営しています。コロナで資金繰りが厳しくなり、店をたたもうかと考えましたが、ファクタリングによって、経営も順調になってきました。

しかし、利用中のファクタリング会社は売掛金をもらえるまでに時間がかかります。Cさんはついに我慢ができなくなり、ネットで探した他社に乗り換えようとしたのです。

Cさんが目を付けた他社は「スピード入金」「簡単な審査」など、ユーザーを引き付ける言葉が多く見られる会社です。

しかし、そんなファクタリング会社は闇金業者でした。Cさんがおかしいと思ったのは、法外な手数料です。利用中のファクタリング会社の手数料とは大きな違いだったので、何かおかしいと感じました。

そして、いろいろ調べてみると、他社は悪徳業者の条件にぴったりあてはまることもわかったのです。一度話は聞いたものの、怪しげなものを感じたので、Cさんはこの会社に切り替えることをやめました。

悪徳業者の特徴は以下です。
・手数料が高い
・契約書、見積書などがない
・住所が曖昧
・担当者がファクタリングを理解していない

Cさんは、悪徳業者の特徴を踏まえ、条件に合う他社を探しています。

ファクタリング利用中に他社に乗り換えるケースのまとめ

ファクタリング会社を利用中に他社に乗り換えることは可能です。乗り換えを禁止する法律は特に存在しないため、利用者はファクタリング会社を自由に選べます。

他社に乗り換えることで、不満が解消され、より良い取引ができるケースもよくあります。ただし、ファクタリング会社の中には、悪徳業者も含まれているものです。そういった業者に引っかかってしまうと、法外な手数料を取られるなどの損害を被ってしまいます。

困ったことにならないように、他社に乗りかえる際は、慎重に選ぶ必要があります。

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