ファクタリングFactoring

2023.06.13

ファクタリング会社は複数利用できる?メリットやデメリットを解説します!

ファクタリングは売掛債権の現金化という、従来の銀行や金融機関からの融資と比較しても非常に利便性の高い資金調達方法であると言えるでしょう。

では、ファクタリング会社を同時に複数利用するなどの方法は問題ないのでしょうか。

銀行や金融機関の場合は、同時に複数利用のための申し込みを行っていると、多重申し込みという状況になり、信用情報上の評価が落ちて、かえって審査に通りづらくなってしまいます。

ファクタリングは厳密には借り入れでは無いものの、複数利用にメリットやデメリットはあるのでしょうか。

この記事では、そんなファクタリングの複数利用に関して、詳しく解説していきます。

ファクタリングの利用をこれから検討される事業様の中には、複数利用を検討されている方などもいらっしゃるかと思いますので、是非最後までご一読頂けましたら幸いです。

ファクタリング会社の複数利用は可能

結論から申しますと、ファクタリング会社の複数利用は可能です。
冒頭で解説した通り、ファクタリングは貸し付けではありませんので、ファクタリング会社への申し込みの履歴が信用情報に記載されることはありません。

分かりやすく言うと、ファクタリング業界内では、利用者の過去のファクタリング会社の利用履歴などが共有される仕組みがありませんので、複数利用しているかどうかの判断は、利用者が申告しない限りは判明しません。

又、貸し付けのように複数利用が審査にマイナスになることもありませんので、ファクタリング会社の複数利用は可能となっています。

ファクタリング会社の複数利用の注意点

前述の通り、銀行や金融機関の貸し付けのように、ファクタリング会社同士で、利用者が複数利用していることが共有されることはありませんので、ファクタリングの複数利用は可能と解説しました。

しかしながら、ファクタリングの複数利用に関しては、利用者にとって注意が必要な点がいくつか存在します。
本稿では、ファクタリングの複数利用に際しての注意点を詳しく解説していきます。

・二重譲渡
・相見積もり

では、一つずつ解説していきます。

二重譲渡

まず、絶対に注意しなければならない点が、ファクタリング会社の複数利用による、同一の売掛債権の二重譲渡です。

二重譲渡とは、ファクタリング会社を騙し、二重に債権を譲渡して二社から同時に資金調達しようとする行為であり、詐欺罪などの罪に問われます。

又、当然ながらファクタリング会社には売掛金の満額を二重に支払わなくてはなりませんので、利用者としてもメリットがありません。
ファクタリングの複数利用に際しては、二重譲渡にならないよう、細心の注意を払いましょう。

相見積もり

一方で、同じ債権でもファクタリング会社によって設定される手数料はバラバラです。
ですので、相見積もりを取って手数料の安い業者を選定するのは非常に有効な手段と言えるでしょう。

あくまで複数利用に関しては二重譲渡にならないよう、相見積もりによる手数料比較によって、利用しやすい業者選定のために役立てるようにしましょう。

ファクタリング会社の複数利用のメリット

本稿では、ファクタリング会社の複数利用に関してのメリットを詳しく解説していきます。
具体的には下記のメリットを解説します。

・手数料
・対応の違い

では、一つずつ解説していきます。

手数料

先程触れた通り、ファクタリング会社はそれぞれの会社によって手数料が違います。
これは、ファクタリングが貸し付けではないため、利息制限法などによる金額に対する手数料率の上限が法整備されていないためです。

そのため、ファクタリングを複数利用することで、より良い手数料条件の業者を選定することが出来ますので、これはファクタリングならではのメリットと言えるでしょう。

対応の違い

ファクタリング会社によって、手数料も違いますが対応の方法も同じく異なります。
ご自身の要望に柔軟に対応してくれるファクタリング会社もあれば、機械的な審査と連絡のみで現金化までが完了するファクタリング会社も存在します。

審査に際して、直接訪問で面談を実施する会社もあれば、オンラインのみで全ての工程が完結する会社もありますので、ご自身のニーズに合わせてファクタリング会社の複数利用をする事で、より効率的に資金調達できるメリットがあります。

ファクタリング会社の複数利用のデメリット

前述の通り、ファクタリングの複数利用に際しては、様々なメリットがあります。
しかしながら、一方でデメリットもありますので、その点は注意が必要です。

本稿では、ファクタリングの複数利用に際してのデメリットを詳しく解説していきます。
主な内容としては、下記になります。

・申し込み内容の違い
・審査の通過率

では、一つずつ解説していきます。

申し込み内容の違い

ファクタリングの複数利用によりデメリットとしては、申込内容の違いが上げられます。
申し込みに際して必要になる書類や、申し込みの方法は各社によって異なっておりますので、新たなファクタリング会社を複数利用する際には、注意が必要です。

審査の通過率

審査の通過率に関しても、ファクタリング会社によって異なります。
ファクタリングは売掛債権の売買契約になりますので、貸し付けで言う信用情報のような、共通の確認内容が存在しません。
ファクタリングにも当然ながら審査があるものの、審査の基準は各社によって異なります。

ですので、複数利用を検討する際には、万が一審査に通過しなかった場合の事も考えて、利用するように心がけましょう。

ファクタリング会社の複数利用をしないメリット

前述の通り、ファクタリングの複数利用にはメリットもあればデメリットもあります。
本稿では、複数利用とは逆に一社をずっと使い続けた場合のメリットに関して解説していきます。

おもなメリットとしては、下記になります。

・手数料
・審査の通過率
・審査なしの可能性
・まとめての譲渡可

では、一つずつ解説していきます。

手数料

ファクタリングを複数利用せず、一社に絞って利用することで、ファクタリング会社と利用者との間に信頼関係が生まれます。
一社と長く付き合っていく事で、ファクタリング会社も乗り換えを検討されたくないと考えるようになりますので、手数料の交渉に応じてくれることもあるでしょう。

審査の通過率

複数利用しないことで、当然ながら審査の通過率は向上します。
毎回確実に売掛金を回収出来ている利用者に対しては、ファクタリング会社はリスクが低い優良顧客であると判断するようになりますので、そうなると審査の通過率も向上します。

審査なしの可能性

一社とずっと付き合うことで、場合によっては審査なしで売掛債権の買取に応じてくれるケースもあるでしょう。
例えば、同じ取引先の売掛債権を、毎月同じファクタリング会社に売却しているケースなどでは、ファクタリング会社は売掛先の審査を実施する必要がないと判断し、審査なしで買取する可能性も十分にあり得ます。

まとめての譲渡可

複数利用しないことで、複数の売掛債権を纏めて譲渡することが出来るようになります。
一社をずっと利用することで、ファクタリング会社と利用者の信頼関係が構築されますので、利用者の信頼度が高ければ複数の売掛債権を纏めて譲渡し、その分手数料を下げてもらうなど、ファクタリング会社も柔軟な対応に応じてくれるようになります。

ファクタリングの複数利用に関するメリットやデメリット、複数利用しないメリットのまとめ

この記事では、ファクタリング会社の複数利用に関してのメリットやデメリット、逆に複数利用せず一社を使い続けるメリットに関して解説してきました。

ファクタリングは貸し付けとは違って信用情報に関与しませんので、複数利用は問題ありませんし、複数社への相見積もりを取ることによって、各社の手数料の違いを把握することができるため、優良なファクタリング会社との契約が可能です。
しかしながら、二重譲渡には十分に注意が必要です。

また、却って複数利用せずに一社との関係値をしっかり深めていく事で得られるメリットもありますので、この記事をご一読頂いた事業者様は、複数利用のメリットを十分に活かしながら、より良いファクタリング会社との取引が出来るよう、是非ご検討下さい。

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