ファクタリングFactoring

2023.05.31

ファクタリングはオンラインで申し込み可能?
メリットやデメリットなど詳しく解説!

昨今、新しい資金調達方法として、経済産業省が推奨している資金調達方法がファクタリングです。ファクタリングは、資金調達スピードが非常に優れており、最短即日で資金調達を完了させることが可能なため、多くの事業者の資金繰りのニーズに対応しています。

そんなファクタリングですが、オンラインでの申し込みは可能なのでしょうか?
結論から言うと、ファクタリングをオンラインで申し込みすることは可能です。
この記事ではオンラインでのファクタリングに関しての成立経緯からメリット、デメリットに至るまで詳しく解説していきます。

オンラインファクタリングとは

オンラインファクタリングとは、Web上で手続きが完了する売掛債権買取サービスの事を指します。

来店不要で契約できるファクタリングサービス自体は、これまでも一部のファクタリング会社で展開していたのですが、従来は提出書類や契約書の捺印など、書面のやり取りは郵送で対応していました。

一方、オンラインファクタリングに関しては、契約書は電子契約サービスで契約締結し、提出書類は写真データやPDFデータをメールやその他オンラインツールなどで送信することが出来ます。

これによって手続きが簡略化されますので、従来よりもさらにスピーディに資金調達することが可能になりました。

オンラインファクタリングの成立経緯

さて、前述の通りオンラインファクタリングはWeb上で全ての手続きが完了できる新しいファクタリングサービスなのですが、成立した経緯に関しても簡単にご説明いたします。

オンラインファクタリングは、2017年にOLTA社がオンライン完結型ファクタリングの提供を開始したことから全国的に広まっていきました。

更に、2020年からのコロナ渦の影響によって、企業間の契約や取引も、基本的に非対面契約が一般化しました。
又、コロナ渦の影響で全国的に中小企業の経営状況に大きなダメージを与えたため、ファクタリングという資金調達方法も併せて需要が急増しました。

このような状況の中で、オンラインファクタリングはスピーディに資金調達が出来る上、コロナの感染リスクもなく手続きが可能な資金調達方法として、注目を集めてきました。

このように、現在のテレワークの普及など、新しい働き方に対して非常にマッチしたサービスがオンラインファクタリングと言えるでしょう。

オンラインファクタリングのメリット

前述の通り、オンラインファクタリングはコロナ渦をきっかけに急速に需要が増えた、事業者の資金繰り改善のニーズにダイレクトに対応できる、新しい資金調達方法です。

では、そんなオンラインファクタリングにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
本稿では下記のメリットに関して、解説していきます、

・時間やコストが削減できる
・最短即日で売掛債権の現金化が可能
・遠方の利用者も利用が可能
・手数料率が低い

時間やコストが削減できる

成立経緯でも解説した通り、オンラインファクタリングのメリットとしては、利用者の時間やコストが削減できる点になります。

従来型のファクタリングでは、書面の郵送費用、契約に際して印紙代が必ずかかっておりましたが、オンラインファクタリングの場合は郵送でなくデータ送信のため費用が掛からず、更に電子契約サービスの活用により印紙代が掛からなくなりました。

時間に関しても、必要書類の郵送の時間や、契約書面の郵送、返送の時間が掛からなくなったため、コストを抑えた上で大幅に資金調達スピードが向上しています。

最短即日で売掛債権の現金化が可能

先述の通り、オンラインファクタリングは、申し込みから契約締結完了までを、全てWeb上で完結させることができるサービスです。

オンラインファクタリングを提供するファクタリング会社としても、大幅な工数削減が出来るようになり、結果として多くのファクタリング会社が最短即日で売掛債権の買い取りを実施できるようになりました。

遠方の利用者も利用が可能

オンラインファクタリングのメリットとして、遠方の利用者も最短即日での資金調達が可能になった点が上げられます。
ファクタリング会社の所在地は、基本的に都市部に集中している傾向があります。

ですので、遠方からの利用者はどうしても書類のやり取りや契約書の取り交わしに日数が掛かっていました。

しかし、オンラインファクタリングの場合は、前述の通りデータ送信と電子契約で契約が完結出来ますので、遠方の利用者も郵送や返送の手間が省け、最短即日での資金調達が可能となっています。

手数料率が低い

先ほど少し触れましたが、オンラインファクタリングは利用者のみならず、ファクタリング会社にとっても時間と工数が大幅に削減できる方法になっています。

そのため、従来のファクタリングサービスと比較して、工数や人件費を削減することが出来ます。
結果として、ファクタリング会社は、従来のファクタリングサービスよりも、オンラインファクタリングの手数料を低く設定することが出来るようになりました。

オンラインファクタリングは、ファクタリング会社にとっては工数と時間の削減に繋がり、利用者にとっては最短即日で資金調達可能な上に、従来よりも手数料が安いという、双方にメリットがある方法とも言えるでしょう。

オンラインファクタリングのデメリット

前述の通り、オンラインファクタリングは非常にメリットの大きな方法と言えるでしょう。

しかしながら、そんなオンラインファクタリングにもデメリットは存在します。
本稿では、下記のデメリットに関して詳しく解説していきます。

・AI審査だと融通が利かない
・提出書類をデータに直す必要がある
・3社間ファクタリングに対応している業者が少ない

AI審査だと融通が利かない

オンラインファクタリングの場合、多くのファクタリング会社でAI審査が導入されています。
AI審査とは、ファクタリング会社の担当者などが審査を実施する訳では無く、AIが自動的に審査をするシステムです。

AI審査の場合、精度が高く審査スピード自体は早いものの、逆に融通が利きにくいデメリットがあります。
従来の方法だと、担当者と利用者にて電話や対面で面談を実施することで詳しい状況の説明や、利用者の人となりを加味して審査が完了していましたが、AI審査の場合そういった融通が利きづらい点はデメリットと言えるでしょう。

提出書類をデータに直す必要がある

オンラインファクタリングの場合、提出を求められた書類を全てデータに直す必要がある点もデメリットと言えるでしょう。

従来の方法であれば紙の書面をそのまま使用できたのですが、オンラインファクタリングの場合はデータ送信になりますので、スキャンしてPDFを作成するなど、提出前に手間がかかります。

提出書類をデータに直す必要がある点は、オンラインファクタリングのデメリットと言えるでしょう。

3社間ファクタリングに対応している業者が少ない

オンラインファクタリングのほとんどが、3社間ファクタリングには現状対応していません。
例えば3社間ファクタリングを活用して診療報酬債権などを早期現金化したいニーズなどには、対応できません。

あくまで利用者とファクタリング会社の2社間での売掛債権の売買における時間や工数を削減するのがオンラインファクタリングになりますので、売掛先まで売買に関わる3社間ファクタリングに対応できていない点は、デメリットと言えるでしょう。

ファクタリングはオンラインで申し込み可能?メリットやデメリットなど詳しく解説!のまとめ

オンラインファクタリングのメリット
・時間やコストが削減できる
・最短即日で売掛債権の現金化が可能
・遠方の利用者も利用が可能
・手数料率が低い

オンラインファクタリングのデメリット
・AI審査だと融通が利かない
・提出書類をデータに直す必要がある
・3社間ファクタリングに対応している業者が少ない

2020年からのコロナ渦の影響に伴い、多くの事業で非対面、非接触での契約や取引が急速に普及し、ファクタリング業界ではオンラインファクタリングが一般化しました。

オンラインファクタリングは、ファクタリング会社にとっても、利用者にとってもメリットが多い方法である一方で、AI審査の導入に伴い融通が利きづらい面や、3社間ファクタリングには現状対応していないなどのデメリットも存在します。

しかし、多くの事業者の資金繰りのお悩みを最短即日で解消できる方法としては、オンラインファクタリングが最も優れている事には変わりありません。

この記事をお読みいただいた事業者様は、メリットとデメリットをしっかりと把握された上で、オンラインファクタリングを活用して頂けましたら幸いです。

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